水流渓人のページ「登山日記」No.447

 
2011/7/30
「榎峠」「桧山」
えのきとうげ 1244.8m ひのきやま1123.0m

祝子川水系の桧山谷を詰め、榎峠・桧山のニューピークに立つ!

奥の中央が、榎峠1244.8m(三等三角点)、左奥が桧山1123m(標高点)。

    
準備して、さぁ出発! 今回の核心となったも滝左壁 榎峠1244.8m

  
 一昨年、 桧山谷を遡行した。堰堤で水の涸れた川床をひたすら歩き、いきなりのゴルジュ突破で始まった。バリエーションに富んだ内容で、時間切れで急斜面を林道に抜 けた。記憶に残る沢だった。今回、小松の親分から、久しぶりの誘いを受け、はまっているピークハントを絡めての上部遡行を計画した。
 橋から入渓すると、2つの滝を簡単に巻く。水も冷たくなく、積極的に流れをたどるが、泳ぐ淵は存在しない。理想的な自然林の景観に、時折差し込む太陽の 光に、ため息が出る。このまま小滝程度の遡行では、沢登りとしての満足は薄いなぁ〜と思っていたら、行く手を壁が塞いだ!「ここ行けそうですね!」と、私 が小松の親分に促すと、「どうぞ!!」と帰って来た。下から見た感じは、傾斜はあるが階段状だと思ったが、取付いてみると、岩は脆く、支点を取るクラック が無い。ホールドも甘く、そこを掴み上がるにはリスクが多過ぎ・・・。右にグイとトラバースし、ロープは「コの字」になるが、長さは無いので思い切ってト ラバースし、有効な立木に支点を確保できた。最後の抜け口も微妙だったが、サッサと上の立木を掴み、ビレー体制を取る。
 水が涸れてからの急登が、一番辛かった!稜線へ抜けると、またまた自然林の桃源郷が待っていた。榎峠への稜線に突き上げると、右に木山内山・桑原山・広タキスラブが見えていた。山頂を踏み、昼食を取る。4人分の弁当をじんさんに感謝だ!旨かった!!
 桧山へは、高度を下げながらの縦走と予想していたが、2回登りがあった。でも、もう濃い自然林の縦走路は、とにかく素晴らしい。ヒメシャラの奇木が楽し ませてくれる。読図が楽しい尾根歩き・・・やはり、山頂標識を見つけると嬉しいもんだ!少し休憩して東へ派生する尾根を下る。急斜面は、危険で滑るが勝負 は早い!ぐいぐい高度を下げ、林道へと抜ける。
  

桧山へ向かう稜線で・・・ 桧山1123m 東へ派生する強い尾根を急下降!
  
西 都発4:40----集合地(延岡マックスバリュー)6:00----祝子川・浜砂ダム上左折----林道----スタート7:40----稜線11: 25----榎峠11:46----昼食----桧山13:00----下山----林道14:35----駐車位置14:48----延岡16:38- ---解散
  

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会

小松の親分
タエちゃん
じんさん 
年齢 52          
ピーク(山行)合計 568          
 
 
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