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2009年8月5日 「桧山谷沢登り/祝子川水系」水曜登攀隊
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私は日々、何の重圧からなのか?鬱陶しい気分に落ちている・・・。
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まぁ、馬鹿馬鹿しい話かもしれないが、気分を盛り上げ、いざ!となるまでに、相当な準備と気分の高揚が必要となっている。おっさんも更年期障害になるのか知らぬが、そして、なんでも更年期障害という言葉で片付けられるのに苛立ちも感じているが、馬鹿馬鹿しく重たい日々を、何で紛らわせば良いのか?その解消方法は見当たらないみたい。ならば・・・ならばだ!沢登でもしてスカッとしたらと、一生懸命に思考を傾けようとするが、スカッとした所で、その時だけで、翌日からもっと重い日々になる。いや、そうしてしまう。
で、やるならやってみろだ!みたいな勢いを無理矢理つけて「祝子川ゴルジュだ!」と、烽火をげてもみたが、無理矢理な思考は、計画をあいまいにし、急遽変更したこの桧山谷も、計画の林道横断位置へはたどり着けず、途中から林道へとなってしまった。反省も多い今回の沢登りだが、内容は濃いものになり、レポート的には良い内容を書ける。ただ、このレポートは山岳会用でもなんでもなく、自分自身の記録保管であり、それが私のウェブサイトだったんだが、「水流渓人」を振り回すには、やはり家族全員での挑戦が欲しい!ムリダナァ〜・・・。
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浜砂ダムへ注ぐ桧山谷
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一番手前から入渓する
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砂防堰堤の砂利溜まりで、伏流水となった河原を歩く。
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あっ、水が出てきたと思ったら堰堤。左側を高巻く。
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えっ?また堰堤・・・!
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と、ゴルジュへ突入する。
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薄暗いゴルジュから淵と小松の親分・・・。沢旅が始まる。
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泳ぎ
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滝を登り
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泳ぐ。
先が見えないゴルジュへの突入は、何もかも日常を忘れさせ、
恐怖と闘志が混ざり合う瞬間でもある。
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この日、じんさんはnew防水デジカメを買ってきた。有難い自分写真。
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堰堤が先を阻むが・・・
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滝が出現し、挑戦を繰り返す。
私がまず左から流れに乗り落ち込み右に取り付くが、流れに押され敗退。
続いて、小松の親分が粘り粘って登り切った。
写真は、確保する小松の親分と、フォローするじんさん。
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苔と滑りに滑ったコーナーを攀じる
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ヌルヌルと攀じる
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20mの大滝が現れる。記念撮影をし、左側を高巻くが、ここが巻きの核心部となった。時折ザァーっと降る雨・・・、地形図・遡行図を確かめる。13:35右俣に入り、まだ半分を通過していないのかと思うと、少し焦りを感じ始めた。
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巻きの後、堰堤上に出ると、水路手前の工作物に出会う。右上に道が確認出来る。
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水路橋が架かっている。
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取水地
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取水地を過ぎると水量も少なくなり堰堤
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林道へ
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林道を歩き1時間23分で駐車位置
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取水地上の砂防堰堤を登った所で昼食を食べる。すでに15時を過ぎていた。雨が弁当に滴り入る。いよいよ沢も涸れ、終了位置も近いが、初めての沢で、まだ行くか?迷いに迷い弁当を頬張る。「ここで終了して、林道へ上がろうか?いいか?」と、2人に聞く。
林道は上だ。よりによってこんなに悪い場所を登るのか?と、選んだ尾根を恨めしく思いながらひたすら足を上へ持ち上げる。次第に林道は無いのでは?と、地形図を何度も見直す。ずり落ちながら、よろけながら、「あそこだ!」と声を上げてたどり着くと、ただの谷・・・違った!を繰り返す。ふと右手に樹間が広がり明るく見える。林道に飛び出すと、ホッとする安堵感?いや、しばらく忘れた日々の重圧を感じ始める瞬間でもあった。自然に感謝し、憧れと挑戦を繰り返す、そんな「水流渓人」は、そこにいなかった。
という、屁の様なレポも残しておくかな!これで何を思い出すかは、私の秘密でもある。
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延岡マックスバリュー8:30---桧山谷ダム出会9:00---出発9:20---二俣11:30---大滝13:35---取水地15:00---遡行中止地点標高470m---林道16:05---駐車位置17:28
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