水流渓人のページ「登山日記」No.423

 
2011/4/2
「釣鐘山」つりがねやま1395.7m

おまけの、延岡「愛宕山」251.2m

鹿川から、西郷軍の敗走路を登り鹿川峠に・・・。
 

上鹿川地区から釣鐘山は印象的だ! 山頂にて

 
 天を指す山頂部は、あくまでも上鹿川からの印象的な姿だ。いつかは登ろう!と思っていたが、見立からでなく上鹿川からにしたのは、西郷軍の事に思いを馳せたからだ。2003年1月に、可愛岳の記録で調べた「西郷軍敗走」の経路は、宮崎に住む者にとっては興味深い。
 明治10年、8月15日「和田越えの戦い」に敗れ、18日から可愛岳を越す敗走が始まる。和久塚地蔵谷から上祝子と通り、20日に鹿川越えへと・・・。 良くも鹿児島城山まで辿れたものだと感じたが、高千穂三田井入りした西郷軍は、手薄になった官軍の武器を奪い、西都銀鏡から米良天包を抜け、須木、小 林・・・鹿児島へと達した。
 背景に思いを馳せるのは、歴史の舞台となったこの路の楽しみ方だと思っている。上鹿川の集落から林道を詰め、杉林を歩き始める。沢伝いに歩くと、しばら くして「宿営の地」の標柱に出くわす。宿営というぐらいだから、その石垣の上にはかつて家があったのだろうか?住人に不渡りとなる「西郷札」を渡したのだ ろうか?きっと、住人は西郷さんを受け入れたのではないだろうか?と、ひいき目に見てしまう。鹿川峠までは、次第に傾斜を増すが、実に素晴らしい森が広 がってきた。
 少し休憩すると、手前のピークの右巻くように歩き、山頂部への鞍部に至る。ここら辺りから、周辺の山々の眺望が効き始める。天気も良く、素晴らしい眺め だ!滑る黒土と、笹薮が辛いが、景色が良い分差し引き印象が良い!山頂で弁当を食べると、眠くなりそうなほど春うらら?である
 2時間半かかった登りも、1時間10分ほどで下山完了である。気分良く車を走らせると、どこも桜が満開である。温泉?とも考えたが、折角なのでもう1座・・・と、延岡市の縁結びスポットとなっている「愛宕山」の三角点を踏んで帰ることにした。
 

 




  
自宅6:50----登山口9:20----登山開始9:57----西郷隆盛宿営の地10:11----鹿川峠11:09----山頂12:36--- -昼食----下山13:11----鹿川峠14:17----下山15:23----麓屋16:05----愛宕山17:18----自宅19:30
  

写真レポートのページへ

  
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠          
年齢 52 51        
ピーク(山行)合計 544 198        
 
 
inserted by FC2 system