ルートを初見リードで挑戦し続けるO-ba青年・・・。今回も、そのすがすがしさに、刺激された。南面の奥へ向かうと、たくさんのルートがひしめくが、
その少し下にも4-程度の嬉しいスラブが展開している。そこを登り、ナックルスラブの取り付きへと至る。
1p/4+・・・TAカンテと同じピッチを松ノ木の立つテラスへ。取り付き付近や、途中の草付がスッキリと刈り取られ(整備され)、ワシワシと草木を下へ払い落としながらの登りとなる。乾いていて快適。
2p/4・・・TAカンテと分かれ、右のスラブへ。日も出てポカポカな岩場となる。気温16度。
3p/4+・・・4級にしては難しく感じた。すでに7年前の記憶は消え、あれれ?あれれ?と、怖がる始末。O-baくん、上手い事リードしたね!と声をかける。「今度はアイゼントレさせてください!」と、更なる元気な返事。最後のトラバースは気色悪かったぜよ!!
4p/4-・・・ん?木登り?で、段違いを越して、立ち木でビレイ。
5p/5-・・・手足の組み合わせが悪いと、絶妙に難しくなる。カチホールドを拾いながら、ナックルピークへ抜ける爽快なピッチだ!・・・が、O-baくん、組み合わせが悪く、比叡の洗礼を受け、少し悩んでオンサイト!実に爽快な笑顔で確保していた。
雨にも遇わず、大寒のこの日、春とも思える暖かいスラブとなった。平日に、こうしてロープを繋げる仲間が存在する事に感謝する一日だった。
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