水流渓人「hot-news」

2010年1月20日 「O-baくんの、比叡1峰・ナックルスラブルート」ポカポカ大寒の日

実は、このメンバーになったのは訳がある・・・。

 

 正月早々、鳴った私の携帯電話に小松の親分・・・。本庄で、カカト骨折。カカト骨折と言えば、5年前の私と同じ、しかも1月。あの時は、山岳会の新年会に松葉杖で行った・・・。そして、今年の新年会に、小松の親分が松葉杖でやってきた。案外元気で、ギブスだけでも歩いていた。すでに、人工壁ホルダリングはやっているそうだ!去年は、輝かしい成果(5.13のRPなどなど・・・)をあげていただけに、私も悔しい。しかし、高いレベルでのリスクと思えば、眩しいもんである。
 それで、このメンバーになったという訳ではないのだが、嬉しいO-baくんからの誘いに、乗っての比叡となった。雨の予報が、出たり引っ込んだりしていたが、大寒のこの日、岩場は気温16度のポカポカ陽気となり、時折青空が見えたりした。

  
 
出発準備だ! 取り付きより下のピッチも登る。
   
 
TAカンテの1pと同じ 右へ、ナックルスラブルート
 
 

今日も、冴えるO-baくん、2pのオンサイトリード。フォローするじんさん・・・のお尻!

 
   
3pは、難しいW+ 順調にロープを伸ばすO-baくん
 
 

  雨だと思っていたのに、ポカポカ陽気になり、儲けもん的一日である。しかし、私は、次女の事ばかり考えていた。土日、大学センター試験を受け、模試でも 取った事のない点を、本番で出してしまった。今まで、本当に努力していた彼女を知っているだけに、私も悔しくてならない。それが、実力と受け止め、次のス テップへ行かなくはならないのに、気持ちが定まらないのである。それは、私以上に、次女自身がそうなのだと判っている。センター試験のなんたるかが、よう やくおぼろげながら見えてきた私は、どんなアドバイス、どんな支援が出来るのだろう?と、そればかりを考えていた。辛くても、さまざまな状況であっても、 いつも、受け止めて、それを楽しむ事を教えてきたが、言ってる本人が心配ばかりをしている。結局、どんな状況も自分で切り抜けなくてはならない事は判って いる。判っているが、親としてなんとか安心する状況を作ってあげなくては・・・と、焦っていたりもする。
 では、状況を受け止め、志望校を変更することとなるだろう・・・。自分自身、進路という迷路をさまよっているみたいだが、十分に相談にのってあげよう!次女よ・・・強い意志で立ち向かえ!
  
 大寒の日に、快適なスラブを楽しんだ!尊敬するクライミングの大先輩が、交通事故に遭い、過酷なリハビリを受けている。登り始めた時、じんさんのメール が鳴った。その大先輩からだ!元気な後輩達の満面の笑みを添付して返信した。登攀終了した時、また満足げな写真を送信した。隣ルートの白いRCCボルトを 触り、早く比叡の岩に戻れる様・・・リハビリにも耐えれる様、願った。
 「思い」は、強いほど叶う!私はそうして今日まで来た。大先輩も含め、小松の親分も含め、早く良くなれ!、と思いを強めた。今日、このO-ba青年の元 気なコールが、比叡の岩場に響いた!たくさんの元気が胸の内に湧いてきた。感謝だ!平日に、有難い仲間に恵まれ、こうして岩を登れた。さらに感謝だ!

 

最終5p/X-をリードするO-baくん。

 
 
 頑張るじんさん 展望所で記念撮影
 
 

  展望所で昼食を食べた。穏やかな時間だった。朝、ママの作った弁当は、なんとも旨かった。6時前に起きると、慌てて朝食と弁当を6つ作る。今日は、私が駅 まで子供たちを送って比叡に来たが、いつもは、それから駅に送り、戻り、少しうたた寝をして、飛び起き、朝食・・・洗濯・・・として、9時に家を出て職場 に向かっているママだ。たまに、私も手伝うが、大変な作業である。そんな、慌しく作られた弁当が、旨い!山で食べる弁当は、豪華だったり手が込んでいたり するより、素朴である方がいい!パクと弁当を食べると、O-baくんが剥いた柑桔果物を3人で食べ、下山した。もちろん、この日の下山ルートは、大先輩が 教えてくれた、秘密の「クライマーズルート」である。

 
 


フォローしながら、とても嬉しいオヂサン「水流渓人」

 

登山日記のページへ

 

自宅発6:30-- --佐土原駅----槙峰降り口8:45----比叡トイレ横9:00----0p登攀開始9:25----ナックルスラブ開始10:24----終了点 12:40----展望所12:55----昼食----下山13:24----駐車場14:20----解散----日向温泉----自宅19:20

 Copyright (C) 水流渓人 All Rights Reserved  

BACK

inserted by FC2 system