水流渓人のページ「登山日記」No.221
 
2006/04/12
「1スラ〜KYバリ〜コブ岩」宮崎県
比叡1峰
   
  
KYバリエーション5.11a
リードする小松の親分
KYバリエーション5.11a
フォローする川キョン
終了点にて
 

  
  久しぶりな感じがするのは、川キョンが同行したからだ。あれこれ沢山の活動をしている、所属山岳会のメンバーだが、本当に私は参加が少ない・・・いや、出来ない。あれ以来のパーティだから、懐かしい感じがしてならない。一向に能力の上がらない私の登攀を見せるのは心苦しいが、楽しい仲間と楽しい登攀を楽しむ事は嬉しいばかりである。
 比叡に到着すると、計画していた「鉾岳」は中止した。見ると真っ黒い雲が鉾岳・釣鐘山方面を多い尽くして見えない。行って雨では悲しいので、2峰・3峰 と覗きに行ったが、数日の大雨で岩からの染み出しはひどかった。1スラを決定するのに1時間近くかかった。仕方ない・・・と取り付きはしたのだが、久しぶ りの私は、クライミングシューズの感触が足裏に伝わって来ず、ずいぶん恐ろしい気分で1スラスーパー3ピッチを登った。
 亀の甲スラブの基部で強風に煽られた。あまりの強風で、登攀の要素は厳しくなるばかりであるが、ここから「KYバリエーションルート5.11a」へ挑戦 するモチベの高さは、さすが小松の親分である。A0になったが、ここの厳しさは言葉では言い表されず、私は迷わずA1である。さすがなのは、フォローとは いえA0で抜けた川キョンである。そこからスーパーを2ピッチいっぺん登り、コブ岩下のノーマルルートとスーパールートの別れるビレー点に辿り着く。右を 行けばスーパールートの5+級、左を登りコブ岩下からブッシュを抜けるのがかつてのノーマルルートである。今は、コブ岩を直登する4級A1であるが、なん でもフリー化されているらしい。A0で抜ける小松の親分をフォローし、A1を欠かせない水流渓人である。迷い無くアブミをかける所が上達しない証拠なのだ が、どう考えても無理だろうし、「今の自分に出来る事・・・。」などと呟きながら、潔さを見せるのも私の限界なのかも知れない。
 終始、強風にさらされながら迎えた終了点では、皆、結構満足感の表情である。側に咲くミツバツツジ、遠く見える諸塚山方面の遠望を楽しみ、そして語り食 事をした。次回への計画をあれこれ・・・、そして、自己のスタンスをあれこれ・・・。良い仲間との登攀は、まだまだしばらくは続きそうだ!
 

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自宅6:30----佐土原駅----7:30都濃神社----9:15比叡駐車場----10:05登山開始----13:50終了点-----昼食----14:20下山開始----15:20登山口----日向・お舟出の湯----帰宅18:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 47           小松の親分
ピーク合計 273           川キョン
 
 
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