水流渓人「hot-news」

2006年12月6日 「水曜登攀隊/比叡山1峰/ナックルフェースFYKルート」宮崎県
 

 
 
上の写真は、1Pをスタートしてすぐの強烈なスラブである。フリーで抜けるには、相当の技術が必要だと思う。好き好んで挑戦する小松の親分である。
 そう言えば、5日前の山岳会の月例会の時、「来週は、FYKルートをやりましょう!」と、小松の親分が提案した。川キョン大先輩も、休みなので同行できる!と喜んだ。このルート名を聞いて、私は尻込みした。2峰正面を「生涯1度でいいのに2度目・・・」と表現した。同様に、「生涯1度でいいのに・・・」なのだが、3度目となる。(前回前々回

 

12月にして、汗ばむ陽気となった・・・。
  
このパノラマは見飽きないなぁ〜!(写真クリックで、チト拡大!)
  

 【ファイナルフェースFYKルート】5級上 1993年 250m
  1P・・・45m/5.10c・・・FYK
  2P・・・45m/4+・・・ナックルフェース
  3P・・・40m/4+・・・ナックルフェース
  4P・・・45m/5.10b左・・・FYK
  5P・・・35m/5.5・・・FYK
  6P・・・40m/5.9・・・FYK
  *時々、ご同行願えるKYさんを中心に、FYK(福岡山の会)の方たちが開拓された。

     
失われた草付ルートと、ナックルフェースルートの間から始まる。
登りやすいTAカンテ・3KNルートとは、まったく違うフェース状の厳しいスタートである。
なんと言っても、1Pの厳しさは1峰南面ピカ一ではなかろうか・・・。
1Pのスタート核心を、なんとしてもフリーで!と挑んだが、惜しくもA0となる!
出だしの3ピンまでが、とてつもなく難しい!
初めて登る川キョンは、ここで相当に苦しんでいた・・・。
  
2ピンへのクリップが最大核心だろうか? 1P中間部の段違いの乗り越し。
    
FYKルート初挑戦となる川キョン大先輩の、迫力ある登りを激写す!!
  

 本日、私は冬物のインナー上下を着込み、ダウンベストもフリースも用意した。おまけに、足先に貼るカイロである。駐車場を出る頃までは良かったが、取り付きまで一気に10分で登りあがると、全身ポカポカになった。そして、風の無い南面に、日差しも強く感じられた。汗ばむほどの陽気に、カイロは剥がし、インナーとシャツでは暑過ぎる感じもした。この12月に、この天気・・・今年後半の水曜登攀隊は、実に天気に恵まれている。聞けば、日曜休日組みの仲間は、日曜毎の雨で1ヶ月近く岩に登れていないらしい・・・イッヒッヒ!な水曜登攀隊でもある。
 さて、1P。ここに尽きる!と、FYKルートは言われている。「白ピン」としても有名だが、前回前々回も必死でアブミにぶら下がり、息絶え絶えだった記憶だけがある。そして、今回・・・。小松の親分の献身的なルート工作?で、・・・といおうかチョンボスリング垂らし作戦で、アブミ未使用のA0バンバンで抜けた。大崩効果だろうか?少なからず腕力が向上しているようにも思える。
 1Pを終えると、そのまま私と川キョンが2Pを登り、小松の親分を迎える。・・・・・っと、いよいよ3Pをスタスタ行くと次の核心4Pである。しかも、初見となる左5.10b/45mである。

 
 
そう!4P。ここを直上すると、左に回りこむように上がり段違いを乗り越える。
  
4P核心部の段違いを乗り越した辺りで、下から「写真写すよぉ〜!」と、川キョンの声!
下を見下ろすと、私から川キョンは見えていない(>_<)。
なのに、彼女には私が見えるのだろうか(^o^;)
まぁ・・・小さい事はさておいて、彼女の見える位置まで移動してパチリd(-_^)good!
なかなか楽しくもカワユイ事を言う川キョン大先輩でもある!!
 
そんな先輩も登ってきた! 5Pはトラバース。気色悪い。
     
最終ピッチを楽しむ小松の親分! そして私、5.9だが、1ポイントA0・・・残念!
 
  
6Pの核心部をフォローする【川キョン大先輩@間もなくケニア山行き!】
  
終了点の小松の親分 上がってきた川キョン
 
満足感に浸る【水曜登攀隊】と【川キョン大先輩@間もなくケニア】
    

 素晴しいルートと、素晴しい天気に恵まれ達成感を強く感じた1日だった。「来週で、水曜登攀隊も納会クライミングかなぁ〜!」と、年の瀬を感じる会話となった。正月はそれぞれに行事がある。私は、今年はママの実家大阪に行く予定をしている。本当に、仲間にも恵まれ充実した1年であった・・・、ん?締めくくるにはまだ早い?(^_-)〜☆
 

    
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