雨で行くにはもったいないコースだった。夏にして雨具を着用しても丁度いい気温?・・・風だった。視界の効かない、うっすらガスの巻く山・・・初めての
コース、地図とコンパスを確認しながら下山まで緊張感を維持した。相棒達には、早過ぎる行動で、申し訳ない気もしたが、下山してみればそれなりの達成感は
感じてもらっただろう・・・と思う!
登山口となるゲートから国見岳へは、前半にひたすらの急登がある。体内リズムを作り出すまで噴出す汗と、体力によらなければならない。この日の私は、い
つも以上に調子が良く、グイグイ行けたが、チームとしては気配りに欠けた。6合目も過ぎる頃、傾斜は落ち、文句のない自然林の中、山頂まで続く道を一気に
登り上がった。
視界のない国見岳山頂に、長居無用・・・。続く小国見岳(おぐるみだけ)へは、地図を見ながら斜面をひょいで、山頂標識を見つける。山頂に来たら、テー
プをたどり再び縦走路へ戻り、もうこの上ない稜線歩きを楽しみながら、五勇山・烏帽子岳へと進む。それにしても、シャクナゲ群落の素晴らしい山である。再
訪が楽しみになってきた。
私は、春から右膝の痛みが止まらず、日常にさえ支障をきたしていた。痛みを押して山や沢、夜のウォーキングも続けていた。しかし、気持ちを切り替え、2
週間ウォーキングを止めてみた。徐々に違和感が遠のく感じがしていた。確かめるには、この4座周回は、少々ハードな気もしたが、ダブルストックで望み、な
んとか再発を免れている今日である。
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