川キョンから、「15日は休みだよ!」の携帯メールをもらった。歩きたいなぁ〜と、ぼんやり思っていたし、遠出も気が乗らぬ・・・いろいろ考えていた
ら、この手があったか!みたいな山行を思いついた。高千穂河原からの夷守岳なら、見た感じ平行移動みたいな気がしたからだ。「簡単」「手軽」「お
得」・・・その手の言葉と状況が大好きだからだ。返信を「霧島十座縦走」なんて格好よくしてみたら、じんさん・川キョンから速攻参加メールが届き、折しも
土曜の夜を仲間達と比叡「麓屋」で過ごしていた川キョンだから、運良く小松の親分の目にも触れ、思わず「水曜なんじゃこりゃ隊」集合となった。
前日までの雨は嘘の様に・・・と、文章通りの青空になり、集合も上手く行き、8時前には高千穂河原を出発出来た。まずは、遊歩道の石段のお出迎えであ
る。チラホチラ開花を見せるミヤマキリシマの隙間に、ボケの花が咲いている。ウォーミングアップのつもりで中岳だが、立ち止まる回数も結構多くで山頂ま
で、約1時間。前日の雨で、中岳の窪みに小さな池が出来ていた。軽く、新燃岳・・・、少し下って獅子戸岳を迎え、大幡山への下りは、霧島水木とシロミジの
黄色いトンネルを歩く。
ようやく、足も調子よくなってきた頃、大幡池の湖畔で。平日には珍しい女性4人組とすれ違う。一気に丸岡山へと登るが、そこから夷守岳への鞍部まで、グ
イグイ下るもんだから、正面の夷守岳がズンズンと高く聳えて見えてしまう。まぁ、急登である。計算違いの大急登である。3回大休止をしてしまう。70分を
かけてヘロヘロに6座目の夷守岳の山頂を踏むが、登頂の喜びは、すぐに復路の心配へと変わり昼食タイムを取る。日陰に入り込み、「きつい!」「大変だ!」
と言いながらの仲間達を見ていると、加藤茶の「あんたも好きねぇ〜!」という声が聞こえた気がした。
縦走とは言わんのやろうか?夷守岳からの復路は、再度、丸岡山から大幡山、獅子戸岳を外して新燃岳・中岳へと歩く。思ったより丸岡山への登り返しは辛く
なく、50分で処理することができた。大幡山から堂々たる高千穂峰を眺め、残すは新燃岳への登りだな!と思うも、それは大したことではなく、なんと新燃岳
から中岳へと続く木道の下りが、最大核心となってしまった。膝・膝裏の痛みを訴える者続出(4人しかいないが・・・)で、木道に座り込む事数回、私はテー
ピングまで施す始末。疲れているんだなぁ〜と、つくづく実感した。まぁ、皆、口は健康そのもので、賑やかさに陰りは見られなかった。
往復の距離20km。累計標高差1400m。使用時間10時間。という立派な結果が残せることになった。もっと嬉しかったのは、ひさしぶりの小松の親分
を交えての4人組「水曜なんじゃこら隊」で、アフターの温泉、そして、小林市内のトンカツ屋で夕食でお開き・・・、実に良く遊ぶおぢさん・おばさんだった
事である。次は九重だね!
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