水流渓人のページ「登山日記」No.300

 
2008/3/21

「第一スラブスーパールート」
比叡1峰

  
快晴の1峰スラブ 亀の甲へ 千畳敷
 

 
 今日は、じんさんのnewロープが登場した。新しいロープは、さらさらとして扱い易く、さらさらとして扱い難い。判る?1Pの取り付きで、いまだに悩ん で悩んでロープを結ぶ彼女であるが、明るい点でお許しを与えることにした。階段状を登ると、左樹林帯へ向かいピッチを切る。手前に倒木がある。
 2P。左にトラバース気味に登るが、実に高度感が増し比叡らしくなってくる。難しくはないが、高度感にヒビると、体か岩に張り付き余計に怖くなる。中間 ビレー点でピッチを切る。上からフォローの登りが良く見えるので、フォローも安心?と言った所だろうか!3P・4Pと、スタスタ楽しく登り、亀の甲基部の 大テラスへ。実にいい眺めだ!休まず次へ。
 5P、亀の甲への登りは、チムニー状から浅い棚への這い上がりが核心?チムニーから体を出して、思い切り左へ出ると楽に抜けれる。やはり、4級だな!! と、楽に登れてそう思う。6P・7Pは、下からの「ロープ一杯!」の声を聞きながら無理やり登る。ロープの伸びを最大限に利用し、エイヤーとクリップす る。水分を補給し、少し行動食を食べる。
 8Pとなる5+級がもここの核心である。一旦、右に出で棚に登り、フェースを抱くようにずり上がる。2ピン目辺りの浅いクラックを保持するのが核心だろ うか・・・、ちとチョンボしてあっさり抜ける。後は階段状に、実に楽勝になる。ホッとせずにそのまま最終ピッチを登る。2時間30分の登攀時間はまずまず だな!と思ったりした。
 とても乾いた状態のスラブは、靴の摩擦も最高に効いていた。岩場を彩る「ミツバツツジ」が、青空と重なって、本当に鮮やかだった。日差しは段々強くなり、下山後の昼食時には、半袖になっても熱いぐらいになる。
 

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自宅6:30----佐土原駅----槇峰8:45----駐車場9:08----取り付きスタート9:25----Aピーク終了点12:05----下降路12:45----千畳敷13:05----下山----昼食--------自宅17:00
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           熊本のじんさん
年齢 49            
ピーク(山行)合計 364            
 
 
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