0P 20m 5.7(X+) 登り始めて5m程度X+ではないぞ!の難しいスラブ
門川から五十鈴川に沿って川水流ヤナへ抜けるが、道路工事で通行規制期間。たまには延岡経由で行きまょうか!と走る。愛車スペースギアは、24万キロを走
り、ダイナモが傷みクーラーがダメになった。続けてエンジンからのオイル漏れがひどくなり、今月末で廃車?になる。愛着があっただけに、少しさびしい気持
ちを持っている。今日は、比叡の1峰をバックに写真を写そう!と考えた。1峰のトンネルを過ぎると左の空地に駐車して支度をした。個人的には2峰正面は辛
くて怖いが、チームとしてのチャレンジだから、大人しく基部をついて歩く。
登り始めが難しい。3度目だが、5.7ですでにA0になる。こんな事でどうなる?といつも思うが、なんとかアブミでなっている。
1P 40m 5.10+(Z)・A0 ハングを超え、傾斜のきついフェースを直上。
見ると恐ろしいハングからスタートし、ものすごく辛いクラックを登る。きつい傾斜は半端でなく、私は終始エイドのやり放題で抜ける。以前、2度はこの出だ
しのハングからアブミを架けたが、A0で掴みあがり、岩角に尻を引っ掛ければ案外楽に行けることが判った。しかし、そこからのピンが遠く、カムをずらしな
がら掴みあがる。ふぅ〜(-o-;)
2P 35m 5.10-(Y+)・A0 凹角からフェースを登り、ハング下を左上しスラブへ。
小松の親分は、実に楽しそうに登っている。川キョンもA0でフォローしている。私は、それに動じることなくA1に徹している。ハング下を回りこむ所が怖く、直上のフレークもガックンと動いて恐ろしい。
3P 45m 5.10-(Y+)・A0 スラブからフレーク、ハング下をハンドトラバース。
いよいよ、正面壁ルートのハイライトだろうか?強いスラブを直上し、高度感タップリのハング下トラバース・・・なんだが、登り始めて15m位だろうか?ア
ンダーに取ったフレーク岩が、50cm角に剥がれ、小松の親分が宙を舞った。2m落ちて止まったが、岩が川キョンの左を落下して行く様がスローモーション
に様に見えた。恐ろしかった。それに動じることなく、淡々とリードしていく小松の親分はスゴイ!
4P 35m 5.9+(Y)・A0 ホールドの乏しいスラブからクラックの走るスラブ。そしてゆりかごテラスへ。
3Pを過ぎると、少し気が楽になる。ツルンとしたボルト連打の壁を棚に上がると、ルートは左のクラックの走るスラブを登る。「ゆりかごテラス」に到達すると、正面の矢筈岳がフルスケールで迫る。
5P 35m 5.10-(Y+) 出だしの強いスラブを登ると、傾斜が落ちひと登りで終了点。
出だしがきついが、5mほど耐えると、傾斜が落ちガシガシと終了点である。握手もひとしおな感じだ!遅い昼食を食べ、下山する。下降道が倒木や落ち葉でわかりにくくなっているが、方向は間違えるはずも無いので、ドンドン歩くと1峰からの登山道に合流する。
3峰の水場で自宅へのお土産に「美味しい水」を汲む。実に美味い水だ。日向・お舟出の湯につく頃には暗くなり、露天風呂からの月明かりが日向灘に写りうっとりしてしまった。来週は仕事が入っていて、行けないかも!と告げて都農神社で別れる。
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