【バリエーションライン】
1P/6+級/25m スラブ
きつく、苦しく、デリケートな、ホールド乏しい・・・傾斜のきついスラブ!と表現しておこうかなぁ〜!スラブの6級は、これまた実に厳しい。ザラついた
岩肌に、こんなん落ちて当然やろ!と思える所に靴底を粘着させ、ニッニッニツジリ・・・とネチャネチャ登らなくてはならない。私は当然、A0の嵐である。
【オリジナルライン】
2P/6級/30m スラブ〜フレーク
出だしが核心。とにかく、縦ホールドを横に取り、スタンスのフリクションを信じずり上がる!・・・のは、登れる人の話。私は、どうしてもスタンスに耐え
られず、隣の川キョンのロープを掴み1m上がる。それで核心は抜け、見た目よりやさしいフレークを楽しんで登れる。辛いクライミングのなんだか重い憂鬱を
背負う事となる(-_-メ)
懸垂下降
1P/6+級/25m スラブ
一旦、降りてオリジナルラインを登る。バリエーションのラインより左に5mほど大滝に近づく。一部、濡れた岩肌を登るが、直上はなんとか行ける。しか
し、右に派生しはじめる小さなバンドにトラバースする所がとても恐い。片足ズリながら、なんとか下目のホールドに耐えて移れた。
2P/6級/30m スラブ〜フレーク
さっき登ったばかりなので、小松の親分はあっさりリードしてしまう。私は、さっき登ったばかりなのに、
どうしても登れず情けなさに覆われる。しかも、下から「行ける!大丈夫!」と、川キョンに激励されながら、それでも掴むロープの感触は、これほど情けない
ものはない。その上、上から見ていると、川キョンはジリジリと登りあがり、実に爽やかな顔で見上げている。その顔を見ると、3倍落ち込んでしまう!
3P/5級/40m スラブ
すごく濡れているので、午前中は「止めておこう!」と申し合わせていたが、あくまでも意識の高い小松の親分は、「とにかく抜けましょう!」と言ってくれ
る。リードが抜ければ、私達は登れるから、あくまでもけしかける同意は出来ないが、とにかく最大の注意を持ち小松の親分を送り出す。とにかく一番悪く感じ
た。
懸垂下降
|