1P
駐車場横の最短取り付き、1スラと同じスラブからスタートする。日本の岩場などで書かれているトポとは少し違い、35mの平行ピンをさらに15m登り草付
き手前の立木でビレーする。次の7級に控えて、私がリードでダブルロープを引く。終始、近くで訓練している陸上自衛隊の方達の気合い入った声がしている。
登り上がってきた小松の親分に、草付きをそのまま取り付きまで行ってもらう。
2P
右は以前登った2スラノーマルと思っていたボルト連打のルート・・・、左は1.5スラと思って登ったルート・・・、だから中央の傾斜のきついスラブ・・・
ここだ!と取り付く。見上げると段違い手前ののっぺりした所がすさまじい(-_-;)。当然、小松の親分が取り付く。フリー・オンサイトにこだわる所が凄
い。ずいぶん耐えてムーブを呼んでいたが、とうとうエーゼロとなってしまった。それにしてもきびしい登攀の連続だ。フォローする私の登りは聞くまでもな
い。「握る・乗る・ひっかける」のチョンボ3種の神業である。なんと、後の調べで登ったのは1.5スラの7級+であった(@_@)/。
3P
その後の7級を控え、またまた私がリードで取り付く。トポでは立木でビレーの35m4級+になっているが、2つクリップして見上げた立木が、以前の1.5
スラの2Pと判る。2スラならノーマルと合流するはずが、ならは立木ははるかに右横である。仕方なく、段違いを下から見えるテラスまで右上する。支点を作
れるような有効なクラックや木もなく、ランナウトしたまま見上げると、平行ピン・・・ロープの残りを確認しエイヤーと登る。40mのランナウト(
;^^)へ..で、よくやく確保体勢に移る。結局2P分を登っていた。かぶり岩の基部・草付きを回り込んで7級−の取り付きへ移動。初見では、良くあるア
クシデント・・・だが、それが私達を育ててくれているのは、紛れもない事実であり過程である。
4P
フェースで傾斜はきついが、7級+の後だけに、スタートのみエーゼロになるが、後は短い時間でフリーで抜けた小松の親分。フォローで登り上がった私の顔を見て、満足の笑み。行動食を食べる。
5P
3ピンのみがフェース。核心はワンポイントで乗り上がるとスラブとなる。
6P
「行きますか?」と聞かれる4級だが、終了点は功労者へ譲るのが私は気持ちいい。1スラ終了点横に抜け、握手。ロープをほどき、石柱標識の建つ展望所へ移動後、昼食をして下山する。
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