水流渓人「hot-news」

2004年5月12日 「比叡I峰・第2スラブ?スーパールート登攀」宮崎県

水曜登攀隊の初見クライミングは更に続く・・・

 帰宅後、写真やルート図、鹿川庵の会員でもある所属山岳会のNAMA会長の資料や話で、疑わしき7級」は、「1.5スラルートの7+級(@_@)」と判明した。そんじゃ、去年5月21日に登った「1.5スラ」は何?と言う事になるのだが、どうも「1スラ孫」というルートらしい・・・。そんじゃ、そんじゃ、去年の水流ちゃん初見の快挙「第2スラブノーマル」は何?どうも、スーパーから取り付き途中でノーマルへ移り登っているみたいだ!凄い!(いつもの自画自賛)(^_^ゞ
 
という事で、水流ちゃんがリードした次のピッチは、さまよいながら「ランナウトの4+級/50m」となった・・・アヘアヘ(^o^;)!
 

おっと!陸上自衛隊さんが訓練に・・・
 

 前日、山の会の会長宅へ9mmロープを借りに行ったとき、「どこ登るんか?」と聞かれた。小松の親分と打ち合わせしていたわけではないが、「多分、2スラスーパーかな!?」と答えておいた。
 的中で、そうなったわけであるが、以前に登った「2スラノーマル」と「1.5スラ」の中間がルートと、当然相成るわけの「初見にこだわる水曜登攀隊」なのである・・・・
 

 通称1P・2Pを一気に登るのが最近の主流・・・1スラなどと同じ取り付きから、久しぶりの水流ちゃんリードでオープニング(^-^)

 少し、霞がかってはいたが、次第に青空が広がり始めると、30度を越す真夏のクライミングとなった(◎_◎)

 核心となる、「2スラスーパー/7級」と思い込み取り付いた小松の親分。厳しいルートに、テンションレストを繰り返した。フリーにこだわるが、とうとう被さる段違いをA0で切り抜けた。そもそも本来の「2スラスーパー」は、右の段違い上を引かれているルートみたいで、ここは「1.5スラブルートの7+級」(@_@)と判明した。
 実に厳しいルートであった。フォローの私は、「ピン立ち」「ヌンチャク握り」「スリングアブミ」のチョンボ大行進で切り抜けた。チョンボとは言え、水流ちゃんも登れる様に成長したのだなぁ・・・しみじみ自画自賛(^_-)db(-_^)

 

 結果的に、次の2つのピッチを一気につなぎ、水流ちゃんの40mランナウトのリードは成功した。

いつもの1スラスーパーが左に見えている

 2スラスーパーだと思っているから、次は4+級35mと、4-級40mだと思っている。その後にある7−級に控え、私がリードを買って出る。登りながら、「アリッ・・・、これは以前に登った1.5スラの2P目ではないかな?」と思い始めた。しかも、ビレー点となる立ち木が方向に無い。首を右に降ると、2スラノーマルを登った時の立ち木が見えた。「トラバース?」とも思ったが、登る前に確認したトポは直上・・・しかもノーマルと合流・・・、ルートを外しているが。目指す7-級のフェイスは見えているので、一旦は段違いを越え右のスラブに出たものの、上の草のところあたりで、フレンズでビレーしようか?(上写真・小松の親分が手を上げている・・・の横の草)と考えるが、まったく外形した浅いクラックしかない・・・。ようやく、2スラのスーパーとノーマルを分ける被り岩の下に、1.5スラの終了点だろうか・・・平行ピンが確認できた。ロープが大きく左に逸れた状態・・・しかもすでに30mランナウトしていたが、ロープの重さを考えるとそのまま引っ張り、事なきを得た。初見では今までに経験したハプニングであり醍醐味である。体感では終始4+〜5−級(オオゲサ(^_^ゞ)あると思う!!!

      

 7-級40mをリードする小松の親分。出だしで、ピンに立ったものの、後はフリーで切り抜けた。
 
続いて6級30mのフェース
7−級の後だけに、登りやすく感じる
前回のピースに続き、オッサン特有の
「イェーイ!」
   
2スラ終了点の平行ピンを写している
水流ちゃんの足と影(カゲと読む。決してハゲと読むでないぞ!) 

 
 帰路、小松の親分が「残すところ1峰は、FYKルート、ファイナルスラブ(ノーマル・スーパー)、4スラ、ロッタワー・・・になったわ!」と言った。おかげで、私も、小松の親分の未登にプラスして、「甘草の道・2.5スラ・失われた草付」8本となっている。いつの日に、全部をのぽる事が出来るのだろう・・・と、楽しみな気分になっている。

   
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