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2011年9月14日
宮崎では、ここだけ晴れた?はずの「和久塚」「黒原山」延岡市2座
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祝子川沿いに 和久塚591m 黒原山880.7m を登るといか歩くというかピークゲットだ!
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しばらく仕事が詰まってきたので、グッと歩いておこうか!ピークに立っておこうか!と、高千穂方面へと向け自宅を出た。しかし、延岡から眺めた高千穂方面
は、どうも雲行きが悪い。少し迷うが、「和久塚」という祝子川沿いの山を思い出した。コンビニで、少し食糧を買い足す時、地図を眺めた。いつもの様に、
「この林道次第だな!」という事で、旭化成の赤白煙突を目印に、祝子川手前で左折する。
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思った通り、すぐに施錠ゲートのお出迎え!
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迷わず、林道を2時間30分歩く。
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林道途中からは、祝子川の谷と、上に雲を抱く「大崩山」、右に「桑原山」・・・。
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切り分けを登る事10分・・・
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山頂(標高点)に着く!
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山頂横に張り出す大岩の上は、展望良好だ!!
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その大岩からのパノラマ(写真クリックで拡大)
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「和久塚」は、標高591mだが、林道を2時間半も歩くと、累積標高は900mとなった。往復距離は12km。施錠されたゲートを見ても、諦めることなく
テクテク歩く気持ちに切り替わる。いつも、展望の無い藪山ばかりが多いが、今回はうっとりするパノラマを楽しむことが出来た。
16日、スペインを旅していた次女が帰国した。関西国際空港から、夜行バスで福岡に戻ると、学祭の会議、夜はバイトと、一気にいつもの状況に戻る。若さ
だなぁ〜。彼女のスペイン旅行は、実に素敵な計画だった。旅行社のツアーには目もくれず、行先をすべて調べ、旅券やホテルの手配から始まり、旅の移動手段
は、路線バスであったり列車であったり・・・。食事は、その都度、レストランや広場で取り、同じ都市に2連泊ずつし、ゆとりある空気を味わう旅の計画書を
送って来た。
子供達には、何度となく挑戦する計画を持ち、たくさんの挫折と達成感・・・更なるレベルアップ持って欲しい。
私は、この日眺めた空と雲と山々の景色が、何かたくさんの事柄や状況を、包み込んでいる様に思えた。自然を楽しむのは、日常を忘れることが出来るか
ら・・・とか、癒されるとか、元気をもらうとか、そんな世俗的な感覚ではなく、何もかも判っている雲と空が、そこにある気がした。色々、理由をつけて自然
に身を置くこともあるまい・・・山を登る理由を探す必要もあるまい。残念ながら、次女の旅行みたいな若い頃のがむしゃらな感覚は遠ざかってしまったが、あ
の頃、旅の理由を探しただろうか?あそこに行きたい!あの人と行きたい!ただ、それだけの直線の感覚だったはずだ。そんな景色が、私を見ていた気がする。
そこに居ればそれでいい自分であった気がする。
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林道歩きが終わった。
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祝子川沿いから和久塚が見えていた。
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立派な道路がトンネルを携え・・・
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抜けている!
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林道から見える「黒原山」
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じくじくと登ると・・・。
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伐採地から、行縢山・可愛岳方面がスバリと見えていた。
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山頂部は岩山になり・・・
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すさまじい展望が望めた。
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360度の景色を、ぐるり楽しんだ。そこで、そんな景色を眺める理由が必要だろうか?
元気貰ったり、癒されたいと感じないといけない理由が必要だろうか?
「いくら考えても、山登りが楽しいとは思えない。」と言う人に、熱く語る必要があるだろうか?
「ない!」ね!! 実に「必要ない!」というものだ!!
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■←左半分拡大 右半分拡大→■
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薄ら夕暮れの中、下山した。
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ここの山だぜ!
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久しぶりに、山の会の例会に行った。「一度聞いてみたかったんだけど・・・。」と、言って、ピークハントの楽しさを問われた。実際、私には理由は無い。無
いが、師匠は「こだわるって事は、楽しいよね!」と意見してくれた。気持ちの中に、理由をつけようとする自分は存在しないので、答えた事は、「じゃ、次は
どこに登ろう?と考えた時、ん・・・、登った事の無い山へと気持ちが動いてしまうからかな?」だった。
もっと、それを楽しまなくてはいけないのかな?誰か教えてくれぇ〜。沢を歩く時の靴・・・フエルト?わらじ?流行のステルスラバー?・・・そういう論争
を持ち合えない私は、いつまでもその靴が壊れるまでフエルトであり続ける。沢はフエルトでいいというこだわりなんだろうか?師匠も、いつまでもフエルトを
履き続けている。あるもので、あるがまま楽しめばいいし、なんとしても楽しまなくてもいいと思ったりしている。つまらぬ議論だ!沢靴の話ではないが、それ
は山を優劣つけるのと同じような行為で、行けばいいんだ!歩いて登れば、それでいい。それが、今のこだわりだろか!!
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自
宅6:20----佐土原駅----延岡----祝子川浜砂ダム上林道入口(施錠ゲート)9:42----林道終点12:15----和久塚12:25-
---昼食----下山13:20----駐車位置15:05----移動----祝子川ダム上----黒滝トンネル----長野トンネル----黒原山
直下林道15:55----黒原山16:35----休憩----下山16:58----駐車位置17:22----風呂----自宅着20:55
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