|
|
2010年3月3日 「筒が岳・赤川浦に登ってニヤッと笑う。」
|
|
筒が岳から、赤川浦岳の北面を眺める・・・
|
|
雨の間にヤレ行け!と、今回も新しい山頂への足跡シリーズとなった。平日に、地形図を眺めながら、登山口に予想をつけ、出来る限りネットから情報を得過ぎ
ない事がポイントだと思う!そういう意味では、私みたいな山行報告を公開する輩は、迷惑なんだろうなぁ〜!でも。まぁいい!日記だ日記・・・おっさんのぶ
つぶつ言う日記だ!
さて、高千穂である。高千穂と言っても、「高千穂町」である。宮崎には、熊本の阿蘇方面に高千穂町があり、鹿児島方面に「高千穂峰」と言う山があるので、良く間違われるが、今回は「高千穂町」の事である。・・・間違う・・・と言えば(別に、と言わなくてもいいのだが・・・)、以前、私の住む「西都(さいと)」
へ向かっていた方が、『今、駅近くにいるのですが・・・』と、電話をして来た事がある。駅と言うか「妻駅」はあったが、1984年に国鉄「妻線」は廃止さ
れ、「妻駅跡地」なら標識が残っている。『今、駅近く・・・』と言うのは、『?』である。詳しく聞くと「西都」ではなく、「西都城」の駅にいらっしゃっ
た。それは、「さいとじょう」と読むのではなく「にしみやこのじょう」ですよ!と言うと、大笑いされて2時間後に到着された。・・・そんなまわりくどい前
置きで始まる【筒が岳つつがたけ】・【赤川浦岳あかごうらたけ】のレポ。核心は、やはり登山口。
|
|
|
|
|
「五ヶ所高原トンネル」を抜けると「三秀台」だ!
|
山頂に、ズバと岩を突き刺した尖峰の「筒が岳」
|
|
|
|
こんな感じだろうか・・・、最近は登山道を探すことより地形と地図で歩くようになり、棘藪突破となった「(゚ペ)
|
|
|
|
林道から、歩いた全景が見える。いやはや、鹿避けネットをくぐっての藪突入・・・山主の方、申し訳ありませんでした。破いたり、隙間を作ったりは、決してしておりません。山頂直下すぐに、ちゃんとした登山道があった。
|
|
|
|
|
駐車位置から林道を12分、登山口を見つけながらも、右には行かず左を楽しむヒネクレ者である。
|
登山口標識から、50分で山頂・・・。祖母山をバックにご満悦のハゲ親父
|
|
|
|
山頂は、いわば祖母山の護衛兵(ジャンダルム)的存在である。ここを登れば、大障子でなく、筒が岳が「祖母傾縦走」の出発であっても良い気がする。古祖母山・障子岳・親父山・黒岳・三尖が、ぐるり見渡せた。
|
|
|
|
|
そして、九重の山塊
|
そしそして、阿蘇の山塊。ちょこんと根子岳の先端・・・
|
|
|
|
|
なんとも、弱そうなハーケンで止まる名所のハシゴ
いやいや、怖くて足が振るえましたよ!
|
下山路から、山頂1291.7mを振り返る。
|
|
|
高千穂へ来て、三秀台から祖母山系を見渡した。ひょいと車でやってきて、ひょひょいと登山口まで乗りつける。団塊の世代からは、「祖母と言えば、高千穂駅
から1日がかりで登山口まで行った。」と聞いた。私は、大学生の頃、北谷登山口へ来ているが、大雨で登山口近くの小屋で丸2日停滞したことがある。その時
はすでに、車だったが、登山口へ行くまでに小屋があったぐらいだから、やはり深い山域だったのだろう・・・。「山の楽しみ」と言うならば、その頃が本当の
楽しみだったのだろう・・・。過去は歩けないのなら、今の楽しみとして手軽なピークハントを楽しんでも良いのかも知れない。昔を知る人が、今を昔みたい
に!の価値観では、もうすでに違う感覚なんだろう・・・。かつて、「日本への近代登山」の礎を築いたと言われたウェストン氏が、1904年にこの地に立
ち、今を想像も出来なかっただろうなぁ〜!
ここに登ったのに、理由は無い。次の水曜日はどこを登ろうかなぁ〜?と思うのは、だいたい月曜日である。その夜、ちらちらとガイド本や地図をボンヤリ眺
める。いよいよ前夜という火曜日に、調査不足なら、「そんな時の為に!」と準備してあるファイルは、「宮崎百山」の資料である。登山口までの地図、登山用
の地形図。最近では、宮崎讃岳会の方が、「宮崎百山・登山口案内」というウェブサイトを開設されていて、写真入でとても秀逸な内容である。今回も、調査時
間足らずで、この資料の世話になり、「2座の山頂」となった。あまり意識はないが、宮崎百山(宮崎日日新聞社)でいうなら、私は後34座での制覇となる。
ここにこだわろうか?との迷いもあるが、やはり通過点でなくては、「山の数ほどある山」の楽しみが減るよなぁ〜!
|
|
|
そして、「赤川浦岳」(あかごうらたけ)1231.9m
|
|
|
|
地形図から見ると、「楽勝ぢゃぁ〜ん!」の登山口から標高差130mほどだが、アップダウンなんだなぁ〜!
|
|
|
|
|
五ヶ所小学校を過ぎ、すぐを右折(直進は北谷登山口へ)
|
分かれ道を右。
|
|
|
|
「赤川浦岳へ」の標識アリ。右折。
|
砂利道の九州自然歩道が分断され、立派な舗装路に出くわす。砂利道から舗装路右、すぐ左へ「黒原越へ」
|
|
|
|
|
普通車では通行不可となり、林道途中に駐車し歩く。
|
駐車位置から黒原越の登山口まで約10分。
|
|
|
|
快適な稜線、自然林の登山道は、アップダウンだったよぉ〜!
|
|
|
|
|
セルフタイマーでも笑顔を作るのだ!
|
「筒が岳」を望む。
|
|
結構冷え込んだ。吹く風は冷たく、それでもすいた腹には、冷たい弁当でも美味しかった。少し、低く垂れ込めた雲を突き抜け、阿蘇や九重が顔を覗かせてい
た。なんか遠くの山に来た気がして、「早く帰ろう!」そんな思いで下山した。日常にあっては、山に行きたくなり、山に来ると、家に帰りたくなる。なんと
も、気持ちはフラフラするもんだ!そのフラフラ感があって、あれこれ楽しむ事ができるのだろう・・・。
次女は、2月22日から自動車学校に通い始めている。電話すると、「仮免、受かったよ!」と言っていた。毎日、子供達の話を聞くのは楽しくて仕方ない。
|
|
|
登山日記のページへ
|
|
自宅発6:30----佐土原駅----高千穂----三
秀台9:26----駐車位置9:47----登山口9:59----筒が岳山頂10:49----下山----登山口11:15----駐車位置---
-移動----黒原越分岐11:59----駐車位置12:30----黒原越登山口12:38----赤川浦岳山頂13:25----昼食----下山
13:45----登山口14:23----駐車位置14:35----高千穂----門川温泉----自宅着19:30
|