宮崎県/比叡山 |
メンバー
NAMA・川キョン・妙ちゃん・梅ちゃん |
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コ−スタイム ・
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なぜか、2峰を登りたくなって、10年ぶりに2峰正面壁ル−トに取り付きました。突如のル−ト選択にフォローの3人は戸惑いもあったようですが、3にんとも登る気になったようでした。
取り付きに行ってみると、M澤さんたちがル−ト掃除をしていました。が、気持ちよくル−トを明け渡してくださいました。
久しぶりのこのル−トは、われらを気分良く迎えてくれました。曇りの予報なのに秋晴れで、岩はしっかり乾いていました。1P目は掃除がすんでいるのですっきりしていました。おかげで、ホ−ルドやスタンスに使えるはずのブッシュが全て取り払ってあるので、厳しい場面もありました。取り付きの被り(オバ−ハング)をフォロ−の組は少々難儀したみたいでした。
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2P目のルート
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2峰から1峰を見る
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2峰より3峰を見る
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1P Y A1(40m)
最初がオ−バ−ハングの取り付きで始まる。その後はフリ−でけっこう腕力を使う凹角の登攀である。内面登攀の技術を要するピッチである。
2P Y A1(45m)
ここも凹角で1Pに準ずる。私は、ル−ト図に示してある3Pの真ん中あたりでピッチをきった。
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3P目の核心部
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3P Y A1(50m)
ここはフリ−に始まる。難しくはないけど、壁が立っているのでスリルを感じる。以前は松の木下の木の根っこにシュリンゲを掛けて登っていたのだが、今回は木が枯れて腐ってしまい何もなかった。手がかりも何もないので万事休すと思われた。しかし、棄てる神あれば拾う神ありで。アブミに乗っている私の腰くらいの高さに小指の先ほどの突出した岩角あった。その岩角にマイクロナッツのワイヤ−を掛けてそれにアブミを掛けた。岩角が欠けないようにゆっくりと体重を載せて、その先のクラックに手を入れ、一気に松ノ木までレイバックで上がった。
核心のハング下のトラバ−スは高度感をもろに感じるので快感である。
4P W A1(20m)
簡単なボルトラダ−で終了点。
体力的相当苦労しましたが、フォロ−の3人がひじょうに喜んでくれたので幸いでした。
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最終ピッチをフォローする妙ちゃん&川キョン
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「お願い」平成17年11月11日現在
現在、「2峰・正面壁ルート」は、比叡・鉾周辺を献身的に整備していただいているクライマー集団「鹿川・庵」の方々によって、整備中です。
長年登られていなかったので、クラック・チムニーのどろや草をクリーニングされています。また、支点も不十分な状態だそうです。
当会のnama会長は、「鹿川・庵」のメンバーでもあり、10年前にリボルトされた方でもありますので、その為の確認に登られたと理解してください。
整備後は、また素晴らしいエリアとして楽しんでほしいと思いますので、しばしお待ちを!
また、作業中は、下に来られない事をお願いいたします。
作業とは言え、「鹿川・庵」の皆さんも大切な休みを使っての作業であり、今日、私達が地元の方に理解され楽しく岩登りが出来るのも、長い歳月をかけて「鹿川・庵」の皆さんの努力に他ならないからです。
よろしくお願いいたします。
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