投稿レポート*2001年2月1日(木)〜2月3日(土)
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このレポートを、彼女に依頼したのは、別に北海道へ行ったからだけではない。登山を始めた彼女の人生を、応援したくなった。温かい彼女、それは、ただのネット上だけなのだろうか。彼女は、人の温かさを知っている。そんな彼女を見守ってみたくなった。自然の中で感じる心地よさにも似た温かさを・・・、 |
羽田空港の搭乗口で、案内を待っていると、 「新千歳空港は雪のため、到着出来ない場合は、函館空港に着陸するか、東京へ引き返す事もあります。ご了承下さい。」 というアナンスが・・・。 『どうしよう。もし、函館に着いたら、どうやって札幌に行けばいいんだ?東京に引き返されてもなぁ、航空券の変更は出来るのかな?バーゲンチケットだしぃ・・・。ホテルも札幌に予約してるしぃ・・・。今回の旅の目的は札幌でのミニオフ会なんだけどなぁ・・・。』 いろんな思いが、頭の中を駆け巡っていた。 『そんな事考えたって、行くしかない!だって、友達が、平日の忙しい時間をわざわざ空けて、あたしが来るのを待ってくれているんだから・・・。それに、これに乗らなきゃ行けないんだし。札幌に着かなかった時は、その時に考えよう!!』 覚悟を決めて、30分遅れの札幌行きの飛行機に乗り込んだ。機内で、2列前の人が広げた新聞が目に入る。日航機ニアミス。はぁ〜・・大丈夫だよね。落語を楽しみながら、声を出さずに肩を揺らして笑っていると、またしてもアナウンスが・・・。それも機長から。イヤな予感・・・なんでも、先に出発した飛行機が詰まっていて、着陸の順番待ちらしく、三沢上空にて1時間旋回すると。 『あんだってぇ〜!!もう、落語は聞いちゃったし・・・エコノミー症候群にはならないのかな。1時間遅刻かぁ・・・。みんな待ってるのにな・・・。携帯も使えないよ。トホホ・・・。』 こうして、初めての冬の札幌は、不安のなか始まったのです。 1時間遅刻で新千歳空港に着いた時、旭川のお友達が出迎えてくれました。(ごめんね。それもこれも、飛行機が悪いんだよ。)次に札幌駅で、札幌のお友達2人と合流です。今回はネットで知合った友達とのミニオフ会でもありました。 去年あたしが、旭川―宮崎で遠距離恋愛をしていた頃に知り合いました。みんな、只今遠恋中です。あたしは、彼とは終ってしまいましたが、みんなとは今でも、仲良くさせてもらってます。今回が初対面です。緊張しながらも自己紹介して、早速、お昼を北海道大学の学食で食べる事になりました。駅の外は雪が降って、たくさんの雪が積もっていました。この時、札幌に着いて初めて外気に触れたのですが、正直なところ思ったよりは寒くない!!と思いました。友達も、今日は暖かいと言ってたし。気温は1℃だったんですけど。(身体は北海道仕様になっていたのかな・・)その日は、雪が湿っていて、靴も手袋も上着もビショビショになってしまいました。あんなにたくさんの雪なんて、見た事も体験した事もなかったから、全ての事、物に感動・感動の嵐。みんなに笑われました。 大学内のポプラ並木を見て、いざ学食へ!!高卒の私としては、大学生気分を味わえたひと時でした。しばらく、大学内をウロウロ。それから、レンガ造りの道庁へ案内してもらい、4人で写真を撮る事ができました。夕方からは、みんな予定があったので、あたしはホテルに戻って絵葉書でも書こうかな??と考えていました。 友達の一人に、「一緒にボランティアに行きませんか?」と誘われて、これも、何かの縁なのかもしれないと思って、一緒に行く事にしました。「ひきこもり」の人達が小さな教会に集って、お話したり、悩みを話したりするのを、ただただ聴くだけのボランティアでした。同じ年代の人達と、方言の話や、宮崎の話し、仕事の話。いろんな話をして、すごく楽しかった。塩味のおにぎりと、豚汁。みんなで食べるとおいしいんだね。いつも、一人で夕ご飯を食べてるから、すごく楽しくて美味しかった。また、会いたいな・・・って思ってます。 その後、札幌の小さな居酒屋で、飲み方でした。そい、八角といった珍しいお魚を食べ、鮭のけんちん汁を食べ・・・、ふっと、隣の人の会話が耳に入ってきました。 「宮崎の出身。」何度も何度も耳に入ってくる、「宮崎」という言葉にとうとう、手を挙げて言っちゃいました。「宮崎から来ました!!!」世間は狭い!!そう感じた夜でした。 |
2日目、昼間はみんなお仕事だったので、一人で「北海道開拓の村」に行ってみました。昔のお家をそっくり移して公開している所です。他にも、体験学習などさせてもらえ |
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