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投稿レポート

2001/11/17〜18
西都山岳会「じっちゃん

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11月度ミツバレポート

「九重山/稲星山/中岳/天狗ヶ城」
11月17日
牧の戸峠(9:10)―沓掛山(9:20)―扇ヶ鼻分岐(10:20)―久住山頂(11:15) 昼食―稲星山(13:15)―中岳(13:50)―天狗ヶ城(14:10)―久住分れ避難小屋(14:30)―扇ヶ鼻分岐(15:00)―牧の戸峠駐車場(15:40) 
           

メンバー: マッキー、アオキヨ、ヨネちゃん、じっちゃん

 11月17日牧の戸峠の駐車場は、寒かった。
 体が温まるまでしばらくフリースを着たまま登り始める。
 沓掛山を越え扇が鼻分岐に近づくと美しい霧氷の景色が広がっていた。
 小さな植物にまで付いた霧氷は、まるで線香花火のようであった。
美しい光景に感激しながら、久住分れ避難小屋に到着。ここのトイレは、ティッシュの山が穴からはみ出ていて、非常に汚い。この山は、いつ誰が片付けるのだろうと気にしながらも用を足す。
 久住山頂が見え始め、めちゃくちゃ寒い中、白い息をあげながらちょっとピッチを上げると汗がにじみ、呼吸が苦しい。その苦しさは、中学の頃の耐寒マラソンを思い出す。
 紅葉が終わったにもかかわらず、久住山頂に到着すると大勢の人で賑わっていた。
 風が吹く山頂から、会の人に電話で報告するが、手がどんどん冷たくなり、しびれはじめたため、電話を切る。そこで昼食を摂った。ところが、コッヘルを車に忘れたため、空き袋等を食器にして食べたのだが、暖かいうどんは、冷えた体に元気を与えてくれた。
 食後早々に出発し、稲星山に到着。そこでは、みやざき弁が懐かしいと言って話し掛けてこられた夫婦と、しばしおしゃべりし記念撮影をした。
 あと、中岳・天狗ヶ城と登り、御池を眺めながら、下山する。

 下山後、筋湯温泉で汗を流し、長者原でテント泊。
 テントでは、自宅で、下ごしらえされたマッキー特製・チーズ入りいわしのつみれ鍋を皆で食べた。美味しくて、3〜4杯おかわりしてしまった。(作り方については、直接、マッキーに問い合わせて下さい。)
 しし座流星群を明日に控え、ひょっとして早めの流星を見ることが出来るのでは、という期待をしていたが、あまりの寒さにテントの外でじっとしていることが出来ず、見ることは出来なかった。しかし、翌日合流したS谷氏は、北川町で大きな流れ星を見たといっていた。羨ましい・・・
 午後10時ごろ仕事を終えたオッシーが到着。つみれ鍋を食し、ビールとワインを飲んだ。
そして、壊れた・・・。静かで静かで、星の美しい長者原を大笑いの渦に巻き込み、にぎわせてくれた。
 最近彼は、山行でアルコールが入るとよく壊れる。疲れているせいなのか、皆といるのが楽しいからなのかわからないが、明るいことは、いいことなので野放しにしておいた。(壊れた彼を見たい方は、一緒に山行されるといいでしょう。)
    

「黒岳」

11月18日
 白水鉱泉登山口(8:20)―前岳(10:05)―高塚山(12:15)昼食―天狗岩(13:30)―風穴(14:30)―ソババッケ(15:15)―男池(16:10)―駐車場(16:20)

メンバー:オッシー、S谷、マッキー、あおちゃん、ヨネちゃん、じっちゃん

 翌18日、白水鉱泉登山口から、前日のメンバーにオッシー、S谷氏が加わる。
 落ち葉を踏締めながら、苦しい急登で一日の半分のエネルギーをここで費やしたような気がした。
 しかし、石楠花の木が群生していて、見事であろう花の時期をイメージしながら歩くことで苦しさを紛らす。前岳、高塚山、天狗岩に登るが、天狗岩の積み上げられた岩山には、なんとも妙な感じがした。他の山は、土があるのに、この山は、岩だけ・・・昔々、大男が岩を積み上げました・・・みたいな御伽噺の材料になる山だなあと思いながら、足元に注意して歩いた。
 下山し風穴を覗くが、いつ設置されたかわからない鉄筋とロープがたらしてあり、危険なため中に入ることは、出来なかった。
 あとは、男池を目指して、歩くのみ。勾配のない平坦な道で、ピッチが早い。
 途中、ソババッケで休息する。
 前日、地図で、ルート確認をしたとき「ソババッケ」を私は、「んばばっけ」と読んで、笑われてしまった。なんだか汚い間違い方だと・・・恥ずかしながら、以前人と会話するときも「んばばっけ」と言っていたような気がするが、あの時は、何も指摘されなかったような・・・その人も「んばばっけ」と思っていたのかもしれない。看板を見るとそれは、明らかに「そばばっけ」だった。
 しばらくして湧き水のきれいな男池に到着。お土産に水を汲み、飲んだ。
柔らかな甘い味のするこの水は、しんどかった縦走を忘れさせ、さて次は、どこに登ろうかという気持ちにさせてくれた。
 曇り空ではあったが、今回の山行も楽しく無事に終えることができた。
 「今日もありがとう」山に感謝して、帰路についた。
     

そうか!じっちゃん。明日からあなたを「んばばっけ@じっちゃん」と呼ぼう!by水流渓人

  
  

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