水流渓人「登山日記」 No.550

2014年11月15日
「土然ヶ丘」宮崎
(どぜんがおか)
589.4m 2等三角点
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法面吹き付けの登山口
土然ヶ丘山頂
霧島山がいいねぇ〜!
 
 宮崎全山341座の挑戦中に、手軽に行けるなぁ〜と、感じていた1座。印象的には、珍しい植物に出会い、霧島山を愛でるに、結構いい所だった。その時は、七郎山まで縦走し、結構楽しめたが、今回は、遅い時間からも手軽に行ける1座に、ママを案内が目的。そして、1座のみでもアヘアへするから体力は落ちて、情けない体力確認にもなった。
 
 自宅を1時過ぎに出て、綾の物産館に寄る。ここの弁当・惣菜、有機野菜は美味しい。ママが、あれこれ野菜を選び歩いている店内・・・時折、買い物客から の視線を感じていたが、多分、あまりに色褪せ・あちこち解れた山服兼釣服が原因だったのだろう・・・かな??まぁ、私の普段着兼寝まき兼釣服兼山服は、街 には着てイケナイが、長年着込んだ服の肌触りというか、その解れ破れの意味・・・なんか捨てきれないんだよなぁ〜。まぁ・・・それで、結局のところ私はボ リームもりもりの弁当500円、ママはここの大好き餃子とお稲荷さんにする。

 野尻町の国道沿いにある野菜屋さんに、時期になると「栗の渋皮煮」が売っている。どうしても食べたいママが、一応寄ってみるが、やはり10月までしか 売っていないと聞いてガッカリ・・・。そのガッカリ感を引きずり、そこから5分で登山口だから、手軽な山だわ。峠に道路を貫通させたから、昔からの山道は 分断され、山頂が近くなってしまったのだろう・・・。結果を良しとしてしまおう!!みたいな、悲しい案内看板があるところが登山口。道路抜きの代償?仕方 なく遊歩道整備した残骸遊歩道が山頂へ導く。その経過とは関係ないが、霧島方面のみ伐採して眺望を楽しませているのだろうが、そうなっているから楽しめる 景色・・・山を有名にするには、伐採による眺望確保している所は多い。そして、山頂の感想に、「眺望がよく・・・」とか「眺望は無い」みたいな、感想評価 をする、登山者が多い。私もその一人だが、ある程度、どうやって登山道をそこに抜いたのか?この眺望は自然なのか?人工なのか?判る登山者にはなってきた が・・・・。だから、それがとうか?それが何?なんだろうが・・・。こうして伐採されての眺望なら、見えている間は、有難く楽しませてもらおう!と意識を 持つ事にしよう。この感覚は、宮崎全山を歩き、そのほとんどに眺望がなくても、決してつまらない山は、一つも無かったと思っている。林業や林道などで、自 然をそのままに受け入れれる山はほとんど今は無いが、その営みを感じて歩く山、廃道になりそうな林道を走る時、その意味を判る味わう事が素晴らしい体験に なった。
 山頂に吹く風の心地よさは、やはり流した汗があるからである。食べる弁当のおいしさは、食べている場所の豊かさで、何倍もの味わいを増す。食事を終え て、しばし、先にある「展望所」とやらを訪れてみると、勝手に作られた宮崎平野の展望所は、自然林に覆われ視界が閉ざされようとしていた。「展望所」の看 板が滑稽に見えたが、ニヤッとしていまう!!やはり、人間の小手先ぐらいでは自然の強さには適わないんだなぁ〜。そして、それが良くって自然に触れたくて 行くんだと思う。この展望所にバカな登山者が、勝手な「土然ヶ丘・南峰」などと書き気に縛り付けられた標識・・・。趣味?縛った紐は樹皮に食い込み痛々し さしか感じない。それを良しとするか?悪しとするか?は、沢山の価値観はあるだろうが、そんな山名がいる???名はあっても良かろうが、やり過ぎと感じる なぁ〜。つけたその人の勝手な感覚があるから樹皮にめり込む仕業をするのだろうから、勝手な判断で外す私がいても良かろう!!

 登り返して下山すると、気になっていた「東麓石窟仏」を訪問してみた。なんと、石窟の上を車道が走っていた。仏様の上を知らず走っていたが、これからは 胸中で有難く手を合わせて通過する事にしようと思った。岩をくり抜き、掘られた「薬師如来」の穏やかで静かな風情は、シンとした空気があった。
 

 ブログ
自 宅10:30----綾町物産館(昼食弁当購入)----野尻町----登山口11:55----山頂12:31----昼食----展望所13:35----登山口14:25----東麓石窟仏14:45----自宅
参加者
パパ
ママ
長女
次女
長男
次男
ゲスト
出欠


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年齢
55
54
24
22
20
18
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ピーク(山行)合計
765
258
86
115(+28)
127
101
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