水流渓人「登山日記」 No.549

2014年11月2日
「三俣山・南峰」大分
(みまたやま・なんぽう)
1743m
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次女の待つ坊がつるが見えてきた。
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長者原〜雨ヶ池
手を振る次女テント
テントで焼肉会
 
  前夜、会社から帰宅すると、すでに車の準備(車中泊)が整い、手っ取り早い夕食も用意されていた。今から、竹田市を通り、長者原へと向かう・・・。連休が あれば、もっと楽しい計画もあるのだろうが、単休の環境には、前夜泊ぐらいが都合の効く最大の贅沢・・・年は取りたくないが、定年後の自由な時間も憧れが あるのも事実・・・だろう。嬉しさと、前夜からの行動に、私は延岡を過ぎたあたりで、ママに運転を変わってもらうと、目覚めた時には濃霧の瀬の本高原だっ た。ママから運転チェンジの要請があり、濃霧の中、ボケた頭を切り替えて牧ノ戸峠〜長者原へたどり着く。
 「坊がつるで会おう!」計画は、福岡の次女から提案があり、それはそれは楽しみにしていた。しばらくシーバス三昧の日々に、足腰鍛えなおさなくては・・・と、「祇園山」「扇山」 と、ちょっとしたトレーニングもやったりしての当日。分けって?意志あって?大学4年を2回目・・・ワンゲル部で、登山旅・自転車旅・バックパック 旅・・・と、深い楽しみ方を味わってきた。今回も、1年時からの相棒(大学院1年)ワンゲル副将OBとのナイスコンビが、前夜から坊がつる入りしていた。 あいにくの濃霧は、前日の山行計画を変更せざるを得なかったみたいだが、福岡からバスを乗り継いで来ていた。
 長者原の駐車場には、連休で結構な駐車台数・・・。暗い5時半に目覚め、朝食・トイレを済ませ、歩き始めたのはすでに7時に近い時間。おっと、何気に気 乗りのしないママの歩き・・・。「あんた達、坊がつるからどっか登るんやったら、私は、テント待機でもいいかな?」と、実に消極的。「まぁ、霧がスゴイか ら、焼肉会ののち、まったりして戻りでもいいしねぇ〜。」と返事をする。雨ヶ池までの森は、本当にしっとりとして、所々残る紅葉も、これまたいい。すれ違 う登山者に話を聞くと、坊がつるでテント泊後、もう登らずに戻る方が多い。まぁ、景色のない中は、面白くないし、リスクも高くなるって事で、賢明な判断だ ろう。
 丁度、9時に坊がつるに到着。次女と、約束した時間だ!「オレンジのテントです!」と。メールが来ていたが、オレンジテントは定番?10張り以上ある。 どれどれと目を凝らすと、空気穴からちこちこ振る手を見つける。彼女らしい演出だわ!!久しぶりの娘に、やっぱりウキウキ親父になってしまう。山の様に積 もった話を、いったい何からしたらいいのか?上滑りする会話を、してばかりいる親父でもある。そうこうしている内に、10時・・・。あっと言う間に、焼肉 会に突入してしまうが、朝食なのか?昼食なのか?・・・全員、ガンガン食えるから、大したもんだ!あっと言う間に平らげて、まったりしようとしていたら、 次女相棒が、「昨日、三俣山への直登コースの登山口を見つけておきました。」というので、じゃ〜!そこから登って、すがもり越へ下り、そこで別れようか! という事になった。もう一泊する次女達は、すがもり越から坊がつるへ、私たちは、長者原へと下山。
 次女相棒の見つけた登山口は、なんとも神事でもあったのだろうか?お墓があったりで、明らかに地図の位置とは違っていたので、一旦、坊がつるへ戻り、地 図地形の位置に近づくと、登山道と出くわした。この展開になり、ママのテント待機は不可能となり、結局、一番タフなコースを歩く羽目になったが、賑やかに 4人で歩く斜面は、ママもついて来てくれた。途中、坊がつるの全景が見える場所で、写真撮影をした。そこから南峰へ至る登山道は、ガスにすっぼりと覆わ れ、強風が吹いていた。なかなか手強いコースで、前夜の雨に打たれ、滑る箇所も多かった。
 三俣山・南峰へ到着すると、風はもっと強くなり、周囲は真っ白の世界で、コンパスと地図が頼りとなる。たどろうとしたコースは、途中で斜面崩壊にな り、コースが消失していたが、一瞬ガスが晴れた瞬間、眼下に北千里ヶ浜が見えたので、その斜面を、一気に下山し、北千里ヶ浜で、次女達とは左右に分かれ る。15:00
 すがもり越への登りは、執拗な黄色ペンキの目印があそったが、このガスの中では心強い目印である。暗くなる前に、長者原へと到着しておきたかったので、少し急いで下ることにした。

 帰路、竹田の「トリ天定食屋」に寄って、夕食とした。丁度、次女から入って来たメールには、「坊がつるの法華院温泉に入り、夕食を済ませ、今、テントでチビチビやってます。」と書かれていた。

 娘と、久しぶりに会えて嬉しくて仕方なかった分、やはりバイバイする時は・・・あえて書かないでおくんだ!!
 
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取り付く尾根を見つけた!
坊がつるが眼下に・・・
三俣山・南峰で
 ブログ
自 宅7:30----耳川----諸塚----椎葉----国見トンネル----内の八重登山口10:16----扇山12:22----昼食----下山 13:00----扇山小屋13:17----東側尾根へ----藪ルート----登山口15:42----五ヶ瀬----高千穂----延岡----日 向(夕食)----自宅
参加者
パパ
ママ
長女
次女
長男
次男
ゲスト
出欠


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年齢
55
54
24
22
20
18
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ピーク(山行)合計
764
257
86
115(+28)
127
101
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