水流渓人「登山日記」 No.540
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2014年5月31日
「矢城山」(やじろやま)熊本県
585.9m 二等三角点
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石神集落から見上げる
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山頂から水俣市・八代海
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山頂にある石碑
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「また、山に行きたいなぁ〜」とママが言っ
た。宮崎の藪山に専念した頃、「私、もういいわ・・・。」と、山へ行かなくなった。薮だらけの山が嫌になったのではなく、私と山に行くことが嫌になったの
かも知れない。更年期とか、いろいろな理由をつけることを良しとすることで、本当の何かが見えなくなっていくのかもしれない。そうあれば、そうなほど、私
は山にのめり込み・・・いや、のめり込むことで、違う暖かさ気持ちいいを求めたのだろうか?宮崎の山を全部登ると決める必要もなく、人を傷つけて、自分の
精神も崩壊させて、ある意味の正義を歩いただけなのかも知れない。
しばらくの打ち明けない心を残し、少しずつ元に戻ったママは、3月、次女・長男と「ベネルクス3国」を、バックパック旅に2週間出かけた。何か、心が晴
れたように、日々の明るさが戻ってきた。日々から逃避し、山に出かける事で、他にやすらぎと温もりを見出していたのかもしれない。ただ、それも本当の自分
で、今も愛して止まない部分でもあるが、少しずつ状況が変化し、日々が過ぎている。
「やっぱり、山に行くなら、登ったことのない山にすんの?」と、聞かれた。大分に集中していたが、ふと、熊本にしようかなぁと、「熊本県の山」のガイド
本を渡していたら、「矢城山」に行って、水俣市を歩いてみようか?と、提案がある。地図を印刷しながら、周辺の山まで登れれば・・・と、ついつい思ってし
まうが、そんな登山じゃなくてもいいかなと思い直す。ロッドも積込み、水俣の海で釣ってみようかとも考えたり、気分が少し乗ってきた。
7時に自宅を出ると、小林市・えびの市と通過し、水俣を目指す。高速には乗らない。ナビが言う通りに進むと、峠越えとなり、せっかくのバイパスでの時間
短縮を逃してしまった。3時間程度かなぁ〜、石神集落に着くと、登山口を示す案内板を見かける。どこが登山口とも判らなあまま、車道終点に駐車して、歩き
始めたが、まったく気にしないのは、山の方向だからだ。案の定、しばらくの登りで、舗装された車道に出くわし、きちんとした「登山口」看板を迎えた。
まぁ、気にするほどでもなく、余計に歩けたと得な気持ちを持てばいいだけだわ・・・。山頂標識は、あちこちに点在していた。1時間程度の登りでも、久しぶ
りの体力が、満足な感覚を満たしてくれた。山頂付近には大岩が点在し、最初出くわす大岩の上から、八代海が見えた。汗に風がふんわり吹くと心地い
い・・・。文句なく気持ちいい。山頂三角点は、少し先のスギ林の中にあり、展望はない。戻って、景色のいいところで行動職と休憩。
下山後、水俣市内を歩き、蕎麦屋さんで遅い昼食を食べる。「湯の児温泉」界隈を散策し、まったりする。水俣周辺というか、ここらは海の干満の差が3m以上あるみたいで、それはまた驚きだ。テレビで見た、教室から釣りのできる小学校「赤城小跡」に立ち寄り、帰路とする。
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湯の児温泉の海岸・・・穏やかな海だ。夕日が見たいなぁ〜。
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自宅7:00---えびの---津奈木・宮崎越10:25---石神----車止め---スタート10:42----車道出合11:05---展望所
11:49---山頂三角点11:54----石碑12:01---展望所休憩----下山----駐車位置13:07----水俣商店街----そば処
「めん太郎」----湯の児島15:05----赤崎小跡16:55----出水市----栗野---えびの(夕食)---自宅 |
参加者
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パパ
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ママ
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長女
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次女
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長男
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次男
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ゲスト
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出欠
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●
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●
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-
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-
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-
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-
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年齢
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55
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54
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24
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22
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20
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18
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ピーク(山行)合計
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750
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244
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86
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114(+28)
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127
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101
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