水流渓人のページ「登山日記」No.452

 
2011/8/24
「小谷川」
こたにがわ

夏休み・・・6日間だけの帰省の合間に次女を誘い出す。
    
大滝の前で 溜りはエメラルドグリーン 温泉に浸かりながら

  
 3度目の小谷川。1度目は仲間と、2度目はママ・長男・次男と来たが、霧島ならではの沢登りの場所だと感じる。ただ、温泉の噴き出す「山之城温泉」は、火山性ガスの影響で「立入禁止」の立札があるので、すべて自己責任での行動となる。本当は、本当に立入禁止なんだろうなぁ〜。
  小谷川を横切る林道は、一般的には通行できない。手前に施錠されたゲートがあるので、近くの広場に駐車し、林道を歩いて沢に入る「手洗橋」まで歩く。歩くというより、会話を楽しむ・・・ってところだ!
 手洗橋からは、沢の右斜面を巻く作業道があるので、まず2つの堰堤を越し入渓。白濁した沢水は、連日の雨で増水している。最初に出会う扇状の斜滝も迫力 だ!記念写真を写し、滝の右を巻いて滝頭に立つ。そこからは、しばらく素晴らしいナメ・淵・緩い斜滝が連続する・・・楽しいポイントだ。積極的に水に浸か るが・・・ここの水は温くていい!滝を巻いたり、へつったりで進むと、空は青空に変わる。温泉水?と戯れながら、約2時間で「山之城温泉」に着いた。新燃 岳噴火で、エメラルドグリーンの新燃湖は消失し溶岩ドームとなった。あの噴火の影響だろうか?山の城温泉に噴出していた温泉は、湯だけでなく「泥」の噴出 口があった。泥が沢に流れ込み、下流で白濁していたのだろう・・・。溜りや淵は、神秘的なエメラルドグリーンになっていた。新燃湖が小谷川に下ってきた? と感じた。
 温泉に浸かりながら、あれこれ次女と話すのは楽しい。木陰で、ママの作ったオニギリをパクつきなから、湯の噴出口で作った「温泉卵」を食べた。
 帰路は、えびの高原から、西に傾いた太陽に照らされた「韓国岳」が迫力で迫った。次女は、カッコウの鳴き声が子供のころから聞いた表現が、大学の友人達 と違うと話していた。彼女の表現するカッコウの微妙さは、かなり聞いた人でないと判らない域だと思う。そういう感性の娘と、大自然の中で過ごす時間はかけ がえのない時間だ。
 

自 宅発7:20----宮崎市内学校----御池----霧島神宮----林田温泉----駐車位置(ゲート付近)出発10:30----手洗橋10:57 ----入渓11:15----大滝12:13----山之城温泉13:13----昼食・温泉----林道14:10----駐車位置14:30--- -えびの高原----自宅17:30
  

写真レポートのページへ

  
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠          
年齢 52     19    
ピーク(山行)合計 573     111(+28)    
 
 
inserted by FC2 system