2011/3/9
「国見山／鬼の目山」
くにみやま　1391.5ｍ　／　　おにのめやま　1461m

　
　いつも雌鉾スラブのクライミングへとアプローチした登山道へ、鹿川キャンプ場から歩き始めた。冷たい風が吹く。周囲の滝が白く凍っているのが見える。ス ラブの基部へやってくると、大滝の氷結が出迎えてくれた。当然、「滝見新道」へと進路を取る。圧巻だ！！青空も素晴らしい。しばし、あちこち凍る登山道を フィックスロープを頼りに進んでいくと、渡渉点となる。まもなくで、鬼の目林道だ！
　まず、林道を進み鬼の目山登山口を通り過ぎ、「鬼の目杉」を目指す！所々が崩壊した林道だが、国見山登山口に、鬼の目杉の案内板も立っていた。少し林道を先に進むと、稜線にドンと立つ「鬼の目杉」が見えた！実に威厳ある風貌だ！
　登山口にも戻り、1291m分岐を目指す。左を見ると、なだらかな稜線が鬼の目山に続いていた。右を見ると、国見山手前のピークが覆いかぶさるように聳 えていた。一旦、国見山を目指す。森は、濃い自然林で、特にヒメシャラの景観が素晴らしい。数回のアップダウンで山頂にたどり着いた。少し突端へ行くと、 周辺の山々が見えていた。今から歩こうとしている、鬼の目山へのやさしい稜線が、印象的でもいつまでも眺めていたい景色だ！
　国見山を後にして、再度1291m分岐へ戻り、鬼の目山を目指す。目印は無いが、正面に見えているので、笹を回避しながら200m高度を上げ「鬼の目 山」山頂へとたどる。この稜線を歩くことが、ずいぶんゆったりした気分になれた！風が強く、雪がちらついたが、風裏に行くと、春の気配すらした。気持ちが 和らぐ山・・・そんな印象が残った。
　

国見山から鬼の目山方面。奥に大崩山。

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