珍しい連休。昨晩は、新燃岳の噴火で、深夜中・・・窓や戸が、ガタガタ鳴っていた。テレビで、噴火の振動が空気を伝って来る「空振」だと言っていた。自宅でグタグタとしていたが、散歩にでも出てみよう!と、登った事がなかった「高塚山」へ来た。国道から登れると、聞いてはいたが、どこから登るのか判らなかったので、そこを探す所から始まった。行き過ぎたが、すぐに入口が判り、手ぶらで歩き始める。
地鳴りの様に、新燃岳の噴火の音が響いていた。市役所のスピーカーから、地震ではなく
噴火による空振だと放送が流れていた。散歩程度と思っていたが、ヘッホヘッホと登ると、汗が噴出してきた。展望が開ける場所からは、一つ瀬川の流れと、西都市の平野部が一望できた。足首や太ももや、一歩一歩に自分の体重が乗った。価値を考えれば、人それぞれだろう・・・。自然の中を歩き、自分が生きている事を感じる。それに何の価値があるのかは判らないが、霧島「新燃岳」の噴火の轟音を聞きながら歩いていると、自分にとっての価値が、そこに転がっている気がした。新燃岳は、私が生まれた昭和34年に爆発型噴火し、52年ぶりだそうだ。母は、私を身篭りながら、あの新燃岳の噴火の音を聞いたのだろうか?
山頂?東屋の立つ「高塚山」の北側も開け、送電線の鉄塔越に、東米良の山々、東に海まで視界が広がっていた。
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