後から気づいたが、記録上「500座」目となった戸川岳だ。500座とは、同じ山も、同日日の縦走のピーク数も、クライミングも合わせての記録だが、記
録を取り始めてのものである。1996年に「丹助岳」に1座目の記録を残し、テコテコと歩き、ズリズリと攀じ登った結果だが、新たなスタートでもある。目
標は無いが、結果は付いて来るもんだ!
なんとなくやってきた戸川岳。前夜、準備した地図も忘れて来てしまったが、戸川の集落に行けば、案内板通りの手順で事が進む。さぁ、ここから左上へ上が
りなさい!ここから棚田の景色が素晴らしいでしょう!突き当りを鋭角に右折すると、ほどなくで登山口さ!最初のエグイ登り一辺倒の杉林だぜ!!イメージ
は、実に暗く「なんでこの山で登山?」と、疑い始める頃に自然林に変わり、ちょいと「第一展望所」が設置されている。オイオイ!この山はこれからが良さの
演出かい?と思うか思おうとしはじめる頃、「ビャクシンの群落」への矢印案内板。何?ビャクシン?いったいなんだか判らないまま、あれこれ写真を撮り、帰
宅して「これがビャクシンだ!」と、過ぎた時間を思い出して感動してみたりする。そろそろと思うも、山頂ではなく「第二展望所」が現れるが、まだまだ辛い
登りを終えると、なんとなく山頂を近く感ずるも、ここまで来て人工林・・・しかも倒木!避けながら茂る草の露をビッショリ浴びながら、ここかぁ〜と、三角
点に着く!どう考えても、ここで昼食じゃぁぁぁぁ納得出来ねぇ〜・・・と、あちこちの山頂標識に貼ってある醜いネームシールを、ゴシゴシと剥がして後にす
る。
まぁ、下山は楽勝でズゥーリズゥーリと登山口に到着したが、帰宅して「宮崎百山」の戸川岳を見て驚いた。対峙する「明神岳」からの写真である。実に衝立
の如く聳える、ダイナミックな山容である!ガスで全容が見えず、湿度も高くて、アヘアヘ登山だった印象だけを抱いていたが、再度、眺めてみたい気持ちにな
る。
|