今回もニューピークとなる。そして、久しぶりのメンバー構成。そして、梅雨明け・・・。「沢だ!」条件を重ね、考えたのが夏木山となった。
道の駅「宇目」で、待ち合わせ、藤河内渓谷を目指す。少し、迷い道をしてしまい、夏木新道登山口まで1時間かかってしまった。支度し、林道を歩いて「鋸
切谷橋」へ・・・20分。標高765mからの入渓で、水量は少ないが、地形図で予想したよりは流れがある。積極的に流れをたどるが、小滝を越えるのに、最
近使っていなかった上半身の筋肉がヘナヘナなのを実感する。弱い谷が複雑にあり、読図は微妙で楽しい。短い登攀も多く、5回程度ロープを出し、フレンズが
活躍した。谷筋を直登せずに、左右の尾根へ回り込めばいともたやすく歩けるだろうが、最期まで困難に突破することが出来た。
最大の難所となったのは、稜線直下の岩壁の突破である。一旦、取り付いたチムニー状は、相当に脆く・・・一か八かを試すには、頼りになる支点の確保が困
難で、被り気味のクラックを直登することになった。当然、クリア出来ての稜線到達だから、満足感を大きかった。
途中、ルートファインディングするのに、仲間の時計の高度を聞くと、間違えて報告を受けたので、考えていた稜線の登山道との合流点の少し右に出た!まだまだ甘さを実感した。
高度1100mを超えてから、立ち止まると虫がまとわりついた。ブユやアブも混じるので、落ち着いて休憩が出来ないのが辛かった。100円ショップで
買った、ビーチ扇子(濡れても大丈夫製品)が大活躍で、パタパタしていた私は1箇所のブユ噛みで済んだ・・・。二人はあちこちに噛み跡が出来ていた。夏の
虫対策・・・重要だ!!
夏木新道を下る。結構な傾斜・・・、右膝がとうとう悲鳴をあげ始め、なんともへんてこな歩きで休み休みの下山となった。
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