道の駅「とうごう」から左折し、国道446号線を走り「牧水公園」手前の「仲深橋」バス停を更に左折すると、正面に西林山がドンと見えてくる。見えてい
るのは北面、急登である地形がすぐに判る。橋を渡り直進すると杉林に入り、立派な林道を右折・・・雨量観測局の電柱の所が登山口となる。
梅雨の真っ只中と、右膝の痛みで、休みの度に登山を忘れようとしていた。ウォーキングだけは続けていたが、鈍い動きと晩酌の影響で、減った体重も少し増加傾向にある。いじいじのスパイラル現象?・・・思い切って登るきっかけが、ようやく出来た。
水曜日、仕事を休みきっかけを作ってくれたママの方が、本当は登れるのか自信が無かったはずだ。いつものスローな自分ペースだが、シダが覆う登山道を汗
だくでついて来る。登り始めの人工林ぐらいで、後は自然林の中を歩けた。宮崎百山に名を連ねているとは言え、やはり登る人は少ないのだろう・・・。道は自
然に戻ろうとしているかに感じた。有名無名に関わらず、自分の好きな山の感じだ!深呼吸をすると、鼻先のシダの胞子にむせるほどである。笹薮は経験ある
が、シダ藪は、まるでジャングルちっくだ。30分おきに十分な休憩を入れながら登る。他の人の記録では、だいたい2時間ぐらいだが、2時間20分をかけて
山頂に着いた。あまり膝に痛みが来なくて良かった。
山頂から下り、高野槙の大木のある肩で昼食とした。あちこちで、縁起物「ヘビ君」に遭遇し、藪では突然の「マムシくん」まで登場したが、まだ、日陰は涼しく、虫の少ない山・・・快適な山に感じた。
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