諸塚村へは、日向の耳川で左折すると、東郷町の冠岳を左に見て進む。途中、道の駅で弁当を仕入れるが、朝出来たての手作り弁当がかなり安くで売ってい
た。朝食代わりに、おにぎりとおかずのパック180円・・・美味い!筍の煮しめは最高だった。走る327号線は、「奥日向路」と呼ばれているらしいが、山
が折り重なる耳川沿いの谷間をうねるように通っている。
諸塚村役場を過ぎ、右折で国道503号線で七ツ山地区を目指し、さらに小原井地区へ左折すると、案内標識が立派な登山口広場へ導いてくれた。今日は、2
座を考えていたので、早速歩き始める。しばし、整備された遊歩道を歩くと、20分程度で黒岳神社の鳥居へ到着する。復路に寄る事にして、右折すると傾斜が
増し登山道になる。しかし、強い登りもそれほどは続かず、スズタケの混じる自然林の素晴らしい道が山頂へ導いてくれた。復路は、ニクダキ・カゴダキで景色
を楽しみ、黒岳神社の建つ黒ダキに寄って下りる。
山頂広場の東屋で昼食を済ませ、一旦、327号線に戻り、椎葉方面へと右折する。通行時間規制の看板があったが、ゲート手前の「新松尾橋」で左折し、登
山口を目指した。松尾小学校の校庭には、子供たちが懐かしい感じで遊んでいる。標識に従いながら、グイグイ高度を上げるが、いつまでも民家があるのには驚
いた。笹ノ峠が、椎葉と南郷村を繋ぐ交易路「塩ノ道」であった事を物語る山の暮らしが伺えた。登山口は、山から水を引いた田んぼ近くで、横に駐車し歩き始
める。塩の道独特の掘れた道も、登山者が掘った登山道に比べると比にならないほど自然な気がする。(いや、結構な登山者も歩いてるよなぁ〜、私同
様・・・)横切る林道3本・・・、最初の2本は現代には仕方ないよなぁ〜間隔で、後に続く登山道の雰囲気で忘れられるが、山頂手前の大規模に開発された道
は、平成15年に「森林基幹道路開発事業・笹の峠線(2工区)」として、宮崎県林務部のご丁寧なプレートが設置されていた。これを見た後には、山頂の価値
観は空しくしか思えず、「一等三角点」を迎えた。
私がどうのこうのと言う立場ではないのだろうが、「何も判らずに・・・。」と、関係者の方々は言われるだろうが、どれだけの価値のある林道なのかも知ら
せても良かろうに・・・とも思う。理解出来ない方が都合よい事が、当たり前のように行われている・・・それを声にしても、何も判らぬ者の戯言なんだろ
う!・・・いや、別にこの林道の事を言ってるのではあぁ〜りましぇんよ!
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