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宅から、近い位置にあるが、国富町側から登るには、林道ゲートの鍵を借りたりしなくてはならず、延び延びになっていた式部岳である。西都に住まう人なら、
西都側から登ろう!と、掃部岳登山口を目指した。寒川方面へと走り、途中から前川沿いに「前谷林道」へと入る。なんと、標高460m付近で、林道は土砂崩
れで寸断されていた。
土砂崩れ地点からだと、登山口まで1時間の歩きとなった。急登で始まる、掃部岳登山口からのコースである。林道歩きが、良いウォーミングアップ?・・・
なんと、急登で膝の違和感を覚える。急登が一段落すると、なだらかな尾根に、ブナやヒメシャラなどの自然林が広がり、うっとりする時間の中を歩いていた。
1190m付近、第二展望所と標識がある主稜線が、右に掃部岳、左に式部岳への分岐地点である。左に進路を取ると、今度は下り登りが交互に始まった。し
かし、もっともっと素晴らしい自然林が展開されていた。正直、うんざりする距離を歩いて山頂到着となったが、体力低下している状態では、楽しむより我慢の
歩きである。膝は、次第に痛みが増してきた。山頂が近づくにつれ、日当たりの良い場所が多くなり、草木が伸びて少々歩きづらくなる。地形図どおりの稜線
は、あくまでも地形図どおりで、分岐から1時間以上もかかってまった。
天気の良い今日は、遅めの昼食を木陰で食べる事にした。家の弁当は「旨いよなぁ〜!」なんて、かじりついていると、最近購入したという小松の親分からの
電話が入る。嬉しい事に、水曜休みだからどこか行きましょう!というお誘い・・・。話しながら、ズボンの裾をムックリニョッコリ這い上がる「ヤマヒル」を
摘まみ上げた。かかとの近くにもう一匹・・・。美味しいはずの弁当を、ママと、その場足踏み運動状態で食べる事になった。そんな時期なんだ・・・。
そそくさと下山に取り掛かるが、この日は、林道歩きも含め、往復17kmになった。体重は少し落ちたのに、体力は上がっていない証拠だろう・・・。夜のウォーキングはいったい何?とくやしくなる「膝の痛み」が土産となった。
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