水流渓人のページ「登山日記」No.373

 
2010/3/17
「笠松山・本谷山」
かさまつやま1522m ほんたにやま1642.9m

  

九折越より傾山 笠松山 本谷山

 
 いわゆるピークハントに出かけた。九折越に近い、黒仁田林道からの登山口を選ぶ。春?という寒さで、霜柱がギッシリの登山道をザクザク進んで、九折越に 到着する。天気も良く、冬枯れの樹間から、傾山、そして三つ坊主がスッキリ見えていた。小屋横を通り抜け、登山靴がスッポリ埋まるほどの落ち葉の縦走路を 歩く。
 私には、何が見えているのか・・・。しばらく、そんな事ばかり考えていたが、一歩踏み出す自分の足元さえ見えれば、それでいいと思うようになっ た・・・・?いや、思うように努めている。いつも感じるのは、人の目は前を見ているのに、なんで耳は横に付いているのだろう?だから、周りの事ばかり聞こ えてきて、見えている前を信じられなくなってしまうのだ!でも、冬枯れの縦走路を歩きながら、私には心休まる新緑の景色が見えていた。その方が変だが、少 しそんな前向きな気持ちになっている。これから、出来る限りニューピークを目指して山歩きをしようと思っている。
 なだらかな稜線が目の前に広がった。笠松山からの眺望は、この厳しい祖母・傾の縦走路にあって、穏やかぁ〜な景色である。惜しい気持ちのまま本谷山を迎 えた。なんか、義無感に駆られ、とりつかれた様に歩く夜のウォーキングではなく、本当に愛おしい気持ちで歩く時間は貴重だ!気持ちまで入れ替えてくれるの は、自然の懐の成せる業だろう・・・。日常からの逃避に山を選ぶのは実に苦渋の選択に感じ、日々に戻ると余計強いストレスを感じる。私にとって山歩きは 何?自分を見失うより、山を歩く意味を見失いかけている。悲しいなぁ〜。無意味でも今はいい。そこに行けばなんだかホッとするみたいだし・・・。
 

笠松山から本谷山、後方に祖母。

 

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自 宅発6:00--日之影道の駅7:50----黒仁田登山口発9:22----九折越9:58----ニセ笠松11:11----笠松山三角点11:22 ----本谷山12:20----昼食----下山12:50----九折越14:20----駐車位置15:00----時間規制----日之影温泉- ---帰宅20:00

  
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 51          
ピーク(山行)合計 474          
 
 
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