紅葉を探しに、前夜登山口泊で男池登山口へ向かう。ここは、2002年に「やまびこ会」で来て以来だが、今回は深夜に到着となるので記憶があいまいだったが、迷わず到着。久住高原からここまで、まるで星空の中をドライブしているみたいで、とても幻想的だった。
朝、祭日なのに駐車場は空いていた。楽しみの紅葉はまだ?と、少し寂しくなるが、歩き始めると男池周辺の濃い自然林に、深く落ち着いた気持ちになれた。
ゆっくりペースだが、順調に、かくし水〜ソババッケ〜大戸越と進む。森から抜け、大戸越で一気に広がる視界と青空・・・疲れが吹き飛び、また登りへの意欲
が湧く。こまめに水分と行動食を取る。大戸越から北大船への登りは、ぬかるんで歩きにくかったが、まばらに色づく木々や九重連山の眺めに、すこぶる気分は
良い。ママの久しぶりの登山にしては、少し長いコースにしたかな?と、反省もしたが、この景色はそれを許してくれるだろう・・・。北大船山で、5月に歩い
た『11座縦走』を思い出し、指差しながら山名を同定していくのが楽しかった。
段原を左に見ながら、以前、坊がつるから登った登
山道が右から合流する。少しで避難小屋、紅葉し始めた北斜面が、とても綺麗だ!「あ〜、来て良かった!」と思う瞬間だ。程なくで山頂に到着。くつろいでい
らした感じの良いご夫婦が、シャッター押しを申し出てくれた。ママは、「高度感が出るように、上から写してくださぁ〜ぃ!」と、注文までお願いしていた。
さらに、視界をグルリ回すと、御池が色づき始めていた。ほとりで昼食!と思っていたので、足が勝手にそちらへ動く!たくさんの人がいること見ると、早い
紅葉スポットとしての人気の高さがうかがえる。この日、聞こえてくる周囲の会話は、「山談義」ではなく「カメラ談義」・・・。お湯を沸かし、すするスープ
が美味しかった。
下山も長い行程。私もだが、ママの膝と腰の調子が気になる。大戸越を過ぎてから、ママのペースが一気にダウンしてしまう。見ているだけで、どこか痛そうなのか判る歩きに、日常の運動をなんとかしなくては・・・と考えさせられる。
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