水流渓人のページ「登山日記」No.350

 
2009/07/08
「石氷川
七折の滝〜相聞の滝〜甑岳

  
沢ではしゃぐお○さん! トユ滝 相聞の滝をバックに
  

 
 私の山行記録には、いつも背景がある。それを書いたり、わざと書かずに淡々と状況のみ記する時もある。時には、登山と関係のない事をつらつらと書いたり する・・・わざとだが・・・。性分は「ひねくれ者」であり、ひねくれ=魅力的という感覚が、私の中には大いにある。大体、山が好きで、岩や沢が好き で・・・という人は、「ひねくれ」・・・「魅力的」な人が多い気がする。でも、好きに書かねば「水流渓人の登山日記」ならない。登山記録、登山ガイドでは ない事を主張する、「ささやかな主張」なんである。
 今にも雨が落ちてきそうな空。下山してくる甑岳登山口には、寒い風がふいていた。支度を整え、じんさんの車で「七折の滝」の看板まで戻る。橋の架かる道 路より下流に入渓すると、橋下のツルツルの滝からの挑戦となる。なんとも複雑で楽しい流れが続く・・・、スケールはないが、「楽しむ」という点では優れも のの石氷川である。滑って楽しい沢も珍しいよなぁ〜。もっと・・・と思う頃に滝は終わる。そして、穏やかな流れに「ヤマアジサイ」の咲く楽園の雰囲気に包 まれる。
 読図というほどでもない地形だが、地図どおりに沢は分かれ、正面に「相聞の滝」が確認できた。降雨などで水量あるときのみの滝だそうだが、この時も流れ はなかった。この滝で遡行も終了する。少し衣服が乾くまで・・・と、右の藪尾根へ入り支沢へと抜ける。行動食をとり、靴を履き替えようとするとザーっと通 り雨。森が深いので、このくらいの雨なら濡れることもない。そのまま沢横を詰めると、傾斜がなくなり甑岳への登山道に出た。なんとなく、沢を詰めると山頂 という状況が嬉しいので、そのまま山頂への登りを選ぶ。あいにく垂れた雲で遠望は利かないが、食事をするには十分な霧島の景観の中だ。
 労働をして、休みに山へ行くという行為。ここ数年続けているが、果たして?と、屁理屈をこねたくなる。面白いのか楽しいのか、自分の芯で問答している。いつも、「感じる心」が大切だと思っているのに、無理矢理感じようとすると窮屈になる。
 

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ブログ

西 都発7:00---川キョン宅7:15---小林IC8:40---甑岳登山口車をデポ9:00----七折の滝より入渓9:30---相聞の滝12: 30---登山道出会13:20---甑岳山頂13:37---昼食---下山14:07---甑岳登山口14:31---みやま荘---木望峰--- ラーメン---解散---西都着19:50

参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
小松の親分
川キョン
じん
年齢 50          
ピーク(山行)合計 445          
 
 
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