私募集の山岳会山行に、合計10名のパーティとなった。土壇場で、小松の親分と木望峰さんの参加表明もあり、男3名となり一安心。
不安定な天気予報だったが、前3日間は降雨がなく、当日は「曇り/雨」予報だったので、決行とした。仕事都合でキャンセル者がいただけで、他全員が元気
良く集合した。西都を車2台に分乗し、新湯温泉下の堰堤を目指す。1台を下山口となる大浪池登山口に回そうと向かっていると、木望峰さんは支度バッチリで
車道を歩いておられた。急ぎ、1台をデポして引き返す。
ワイワイと支度し、ガヤガヤと堰堤を回りこんだが、遡行が始まり水に入ると緊張感のある顔になった。しばらくで、左俣の分岐だが、一旦通り越し右俣を滝
下まで詰めて記念撮影とした。左俣への戻りは、少し足場が悪くなる。スリングをつなぎ、フィックスを張って通過する。
左俣を軽快に新湯林道との出会いまで行く。ここまで来ると、去年、女性だけチームでチャレンジした人達から、沢筋を左の支沢に逸れていた事が判明した。
その先で、骨折事故が発生している。骨折事故とミスコースには関係が無いが、コースの間違いに、この日気づく事の方が問題である。そして、骨折事故の発生
地点がもっと奥だったら・・・としいう危険意識も再確認しておかなくてはならない。
遅いペースだが、両滝を巻き、再入渓すると流れを忠実にたどり、沢登りを楽しみながらナメ滝の入り口を目指す。行動食・水分の摂取のタイミングが悪いの
に気付く。ちょっとの休憩時、女性は食べる口より先に、おしゃべりの口みたいだ。まぁ、時間もたっぷりあるので、安全第一を心がける。
ナメ滝を楽しみ、涸れ沢歩く。笹が覆うなだらかな最終の歩きが、記憶たどりにあいまいに歩いていたら、避難小屋横に飛び出さず、分岐は右?なんていい加減に歩くと、藪はひどく、それでも「まっいいか!」とガシガシ進むと、避難小屋から100mぐらい韓国岳よりの登山道へと飛び出した。飛び出して判る分岐間違い。結果、良い位置確認となり、空いた腹を避難小屋で満たす。
下山は、どしゃ降りとなる。気分は軽く、大浪池の縁を歩き、登山口へと全員無事戻る。
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