水流渓人のページ「登山日記」No.342

 
2009/04/22
「飯盛山」
846.3m

  

陸上自衛隊演習場より 山頂 山頂より白鳥山・夷守岳
  

 
 こういう日(どういう日なんだ?)は、宮崎百山(宮崎日日新聞社)のどこか狙えるように、いつも資料と地図を用意している。三股町の「東岳」「柳岳」の つもりだったが、気分的に開放感あふれる霧島方面へと車を向かわせた。「飯盛山」と言えば、白虎隊自刃の地の地として、会津を思い出すのは全国的感覚だろ うか・・・。大学生の頃の彼女が、会津の出身で、彼女の故郷を3度訪問している思い出も深いからだろう・・・。いや、そんなことで、ここを目指した訳では ないのだが・・・。
 去年も、この時期この山を目指したが、森からヘルメットに草を生やした自衛隊隊員さんに、危ないから・・・と、丁重に断られた。まぁ、とりあえず・・・ と、尾八重野の部落から演習場へ入ると、上の方まで「わらび採り」の一般車両が見えていた。近くでヘリコプターの音がバリバリ聞こえていたが、登山口だろ うゲートにたどりついた。「ん?」「登山道?」とも、探す気もなく、少し林道を先へ行って山頂が見えるあたりから斜面をズリズリと登る。30分歩けば、あ と標高100mぐらいの所で、左斜めに上がる「赤テープ」に出会う。登山道になると一気に歩きやすく、小ぢんまりとした火口跡の山頂にたどりついた。山頂 火口縁を周回すると、東方面に視界が広がる。?、韓国岳じゃなくて、白鳥山?・・・この角度から眺める白鳥山は、それはそれはでっかい山だった。いつも、 えびの高原からばかりで、丘だな!なんて思ったりしていたが、なんとも堂々と、後ろに韓国岳、左に夷守岳を従え、主役である。
 下山にかかると、しばらくは登山道を歩いたが、感でうろうろしてみた。やはり、裾野の広い尾根谷起伏の少ない地形は迷いやすい。迷ってもどこかで林道に つきあたる山は、安心して迷えるが、方向感はずいぶんいい加減なもので、ひょっこり演習場の草地へ飛び出した。こんないい加減な歩きも珍しいが、それでも 下山50分の世界の話である。
 山 を登る様になって、私は山頂からの景色ばかりを印象に残して来たのではないだろうか?いつも、山頂を目指して歩いていたはずなのに、いつしか見下ろす目線 になってしまったのだろうか・・・。見下ろす景色は広く、何もかも小さな現実は見えていない。そんな目線で子供達を見下ろしていたのでは?と、悲しい気分 になってしまった。登山は、楽しさが大きい反面、広い視野は足もとに気付かない後遺症もあるんじゃないか?な・・・って、それは、自分のせいだけだよ!! 自然は、あくまでも自然で、不自然な自分は自然の中で、ますます不自然なんだよ!自分をさておき、周囲のせいにしてしまう、しょせんちんまいオッサンなん だよなぁ〜!!ウヌヌッ
 

ブログ
 自宅6:30----子 供の学校----小林9:00----陸上自衛隊演習場----飯盛山西の尾八重野林道登山口(標高600mゲート)9:26----林道より斜面直登- ---登山道----山頂10:16----休憩----下山10:35----演習場11:17----駐車位置11:28----皇子原温泉---- 自宅
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 50            
ピーク(山行)合計 424            
 
 
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