西都市の「オサレ山」、高城町の「ケラガツカ」
と登ると、気になるのはカタカナ名の山である。宮崎百山(宮崎日日新聞社)によれば、宮崎県内には三座あるらしく、残すは小林市の「ジョウゴ岳」という事
である。単独の時には、近場にゴロゴロと山の数ほどある未踏の山を狙うのが楽しい。前夜、地図・地形図で確認したが、核心は林道の把握と道路状況だ
な・・・と感じていた。
子供達を学校で下ろすと、小林市へ向かう。綾から須木村へは一度行っているので、国道265号での須木をつなぐと、村所までがつながるので小林市内から
右折・・・、非常に快適にあっと言う間に須木村に着いた。国道と別れ、岩野ので左折すると、島田町小学校を過ぎた下九瀬の所から右折する。しかし、なんと
すぐにダム工事による通行止めで、右へ迂回路を行くこととなった。順路に従って進むと、「アレッ??」ってな感じで「桑水流橋」と出会う。橋の上で、コン
パスと地形図をにらめっこする事1分・・・。山への分岐を過ぎている事に気づき、今度は車で走りながら、地形図・コンパスを駆使する事となった。作業路?
だろうか、縦横にある林道・・・。ここだ!と車を下りれば、なんとコンパスは真逆を指していた。どの分岐か特定したときには、迂回路に入り1時間が過ぎて
いた。もう、地図に引かれた林道の線は信用できずに、地形図を頼りにジョウゴ岳から派生する南尾根を特定した。尾根は特定できたが、高度計の時計を忘れて
いたので、分岐に駐車し歩き始めることにした。地図位置と現地点がずれていても、尾根は断定出来ているので、林道を歩くこと1時間・・・。しっかり地形図
に引かれた立派な林道をテクテク歩くこととなった。
まぁ、林道を標高差300mほど登ると、汗も出てくる。途中見えた霧島から市房方面の展望は、曇り空だが嬉しい光景だった。林道終点からは、しごく簡単
にピークに立てた。林班境だろうか・・・、地籍測量だろうか・・・、立派な切り分けがされ、13分で山頂である。折角なので、どの山にもある有名な「宮崎
市塩路の山本さんご夫婦」の山頂赤白杭のそばで昼食にした。しばらくすると、パラと落ちる雨粒、冷たい風に、長居は出来なかったが、未踏の山のピークを踏
めた嬉しさは残った。まして、「オサレ山」「ケラガツカ」「ジョウゴ岳」宮崎カタカナ三座の制覇は、ちょとした喜びではないか!足取り軽く、車に戻ると、
来た林道を記憶をたどりグネグネ戻る。
帰路は、須木村に寄らずに下九瀬から、上九瀬へと向かい峠を越えて小林市内へ下りてみた。迷い道は得意だが、正面に霧島連山が見えているので、たどり着くのは簡単。温泉に浸かり、子供達やママより早く帰宅出来た。
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