いつもながら、このルートの核心は、取り付きまでのアプローチではなかろうか?!と、疑いたくなる。ヒーハー言い出す頃、なんとか取り付きにたどり着ける・・・まぁ15分もかからないのだが・・・。
私に、YU−さん・じんさんがつながり、じんさんに川キョンがつながる。私をゲレンデ?マルチ?初岩のYU−さんが確保する訳だ!別に心配はないけど、
YU−さんは確保・下降器も持っていない・・・ということは、そういう(ビレー)行為も初めてなんだろうか?と、考えない様にスタスタ登って行く。1Pが
ルート核心なんだろうが、なんとYU−さんは結構軽く登ってきた。何の不安もない。いつもやっとこさ登っていたはずのじんさんが、ずいぶん余裕で登ってき
たのにも驚いた。あちこちで修行しているだけの事はある。今日は、ずいぶん先輩格に見えた。
2Pは簡単だが、写真スポットのピッチでもある。トラバース気味のコースは、結構な迫力の写真が写せる。続いて、順調に3P・4P・5Pとロープを伸ば
し、YU−さんから「楽しい!」の声を聞くことが出来た。当初から、もう1本「3KNスラブルート」も登るつもりでいたので、立木から一旦、懸垂下降をす
る。私が降り、じんさんが降りた頃から少し雨が落ち始め、風が出てきた。YU−さんも、初めての懸垂下降をしてきたが、雨がさらに強くなり、上の川キョン
に中止を告げる。登り返して稜線に抜ける。
去年までこの時期、小松の親分と通い続けた岩登りだが、ここの所ご無沙汰している。私の水曜休み勤務に変化は無いが、小松の親分の仕事に変化が生じてい
る。レジャー色の強いキャンプやバンガロー、カヌーにプールに運動施設を備えた自然公園にいる彼の環境に、かの小山田大プロデュースのボルダリングボード
施設が出来ている。「水曜登攀隊は?」「岩行かないんですか?」とよく聞かれる。今までも自然な流れて仲間達と付き合ってきている。無理することでもな
く、行ける時には行きますよ!と答えると、がむしゃらでなく熱くない私の返答に戸惑われる。ウェプサイトに記した「水曜登攀隊」の記録は、方々で熱い活動
に印象付けられている。すべて小松の親分ありきの活動である。行けば・・・付き合う!誘われれば・・・乗る!そんなスタンスでこれからも良い!私は、その
時その時の相手や仲間と、この比叡や鉾の岩場をまったり楽しめば良いと思っている。今回の様に、初めての比叡に挑戦したい仲間と登るのも、これまた他に無
い感動がある。少しはレベルを上げて、楽しめるルートを増やして行きたいが、それも相手次第?いや自分次第で良いかな?でも山や沢やら、自然が好き
で・・・その中で楽しもうという事は変わりなく続けていくつもりである。時々、そんな私に都合の会う仲間がいれば、これまた嬉しい事なんだしね!
あれこれやりたいことは、尽きなく計画がある。それを、どういう形で、いつ、どう実行しようか?と考えている。ありすぎての焦りは強いが、それも・・・まぁ・・・与えられた環境の中で、出来る程度に楽しめばいいって事なんだろう・・・。
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