水流渓人のページ「登山日記」No.303

 
2008/4/27

「由布岳」お鉢巡り
1583.3m

  
じっくり正面に見据えて登る 三角点のある西峰にて 西峰より東峰を眺める
 

 
 登山口駐車場は、すでに満車状態で、日曜であり人気である事が良くわかる。何度も眺め、いつか!と考えた「由布岳」を見ながら、準備をする。登山自体が しばらくぶりのママだが、歩き始めると実に良いペースで歩いている。ゲート付近で一緒になった地元の方は、60歳なら登山を始め、今年で15年になると仰 られた。合野越まで、あれこれお話しながらご一緒した。それからしばらくも、私より順調なペースのママだが、マタエ手前で急に腰が痛み始めた。仕方ないの で、小休止を交えながら、今度は私が先をゆるいペースで歩く。ようやくマタエに到着する。
 ん!ここからは左・・・西峰への障子戸の登りである。履いて来た、片足1.5Kgの革製goroの登山靴の重さも感じない、ルンルンの岩場通過が始ま る。鎖を設置してあるが、自分でホールド・スタンスを探りながらで、十分安全に登れる。一部、トラバース気味の鎖場は、一旦下目に出て直上する方が怖くな い。後続のママを見ていると、鎖設置通りに来るから、怖がっているのが良くわかる。でも、今は同行しなくなったが、比叡の岩を何度か登っている経験も有し ている。次第に、順調に登れる頃、少し腰の痛みも紛れた様に見えた。西峰で、大阪からのカップルと一緒になり、お鉢巡りを一緒になった。
 飽きることの無い、変化に富んだ「お鉢巡り」である。西峰からは樹林の中を降りるので怖さも感じない。高度感を楽しみながら、ごっそり崩壊している「大 崩」に到着。しばし、眺望と、進むたびに景観の変わる火口壁を眺める。そこから更に下り、今度は岩場交じりをボルダリング感覚で、楽しみながら一つ一つク リアしていく。ママも順調について来る。剣ガ峰を過ぎ振り返ると、ママが凄い高度感の中に浮いたように見えた。見ている私の方が興奮気味で、アッという間 に、東登山口分岐に到着した。ここから下山予定だが、一旦東峰ピークを踏むために登る。
 東峰からのパノラマは素晴らしかった。お鉢に目をやれば、今通過してきたルートがすべて見渡せた。登山口方面を見ると、やまなみハイウェイや湯布院が見 えていた。ただ、少し霞ががかっていて遠望は効かなかったので、軽い昼食みたいな、行動食みたいな食事を済ませ下山にかかる。
 来た路を戻り、東登山口方面へと下山する。鶴見岳方面の視界が良く、実に歩き応えのありそうな縦走路を確認できた。始めは結構な急下降で、鎖・ロープ場 に出くわす。慎重にやり過ごすと、新緑の綺麗な森になってきた。別に急ぐこともないし、前回の祖母で痛めた膝をかばいながら、ママは腰をかばいながら、 ゆっくり・・・休憩交じりで降りる。しばらくで、東登山口と、日向岳方面と、自然観察路を通ってのトイレのあるゲートへの3分岐にたどり着いた。判ってい ても、地図で確認するのはクセにしておきたいので、地図を見る。左へ進路をとりしばらく歩いていると、先行したはずの方が後から追いついて来た。どうも直 進して日向岳へ向かったみたいだ!やはり、地図確認はクセでないといけないのだよね!!
 登山口近くの草地には、ピンクのサクラソウが身頃を迎えていた。エヒメアヤメも所々に咲き、振り返れば、今登った由布岳が見えている。実に満足に浸れる 状況が揃っていた。帰路は、九重・長者原を抜け、牧ノ戸を越し、久住山南登山口方面から竹田市を目指した。温泉と、蕎麦かゴマウドンが目的だったが、温泉 のみ目標達成で、蕎麦は品切れ・・・うどんは定休日。エェーイと延岡まで空腹をお菓子でごまかし、焼肉屋に飛び込んだ!!子供達は何食べてるだろうなぁ? と、思いつつ・・・。
 

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ブログ
自 宅3:40----延岡市内にて給油----三重町ファミレス5:00----別府コンビニ7:00----登山口駐車場7:40----登山開始7: 57----ゲート8:08----合野越8:32----マタエ9:43----西峰山頂10:03----大崩10:18----剣ガ峰10:42- ----東登山口分岐10:51----東峰山頂11:00----休憩----下山開始11:15----東登山口分岐11:20----日向観察道分 岐12:30----ゲート13:20----サクラソウ自生地14:00----駐車場14:20----長者原----瀬の下----竹田市の温泉- ---延岡で夕食----自宅21:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠          
年齢 49 48          
ピーク(山行)合計 367 129          
 
 
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