1P/45m/5.10c
小松の親分が、RP狙いの気迫あるクライミングを見せる。出だしの極端にきついスラブは、逆になったカチホールドを頼りに、究極のフリクションで耐え
る。なんとか初のフリーで抜け、浅い棚に立ちフェースからハングを超える。そこを過ぎてからも机上にきついスラブが待ち受ける。粘るも45mの5.10c
は、容易に成功を許してはくれなかった。惜しくもテンション!
初挑戦にしては、このルートに取り付こうなどという度胸は大した者である。私側のロープを掴みゴボウで抜ける。いや、それでも突破できた粘り強さは素晴らしい。
2P/45m/W+ ファイナルフェースルート
3P/40m/W+ ファイナルフェースルート
しばし、あまりにも快適なスラブ登りが楽しめるルート!
4P/45m/5.10b
染み出しがあり、雨もポツポツ落ち始める。それでも、果敢にリードする小松の親分。雨が降り出し、3KNスーパー側で一旦ピッチを切るように促す。
ここでのじんさんのフォローは辛かったと思う。私がすぐ後ろに付くが、私もA0でいっぱいいっぱいになっている。核心で、なんどもテンションするが、少
しスタンスを押し上げてやり、私のメインロープを掴んで抜けた。リタイヤしたのではない。上に抜けた。川キョンも、何度もリラックスさせる様に下から声を
かけてくれた。
5P/35m/5.5
雨が上がり、3KNスーパーから、再度ルートに戻り、トラバースする。じんさん、怖さが最大に出てしまい、体勢が悪くなっている。岩から体を離す様に言うが、なかなか出来ない。無理もないと思う。ただ、表情は明るいので、最後まで頑張ってもらうことにし。
6P/40m/5.9
ここを抜ければ終了点。あれこれ言いながら、とうとう稜線に抜けた。皆の表情がとてもいい。嬉しくて、開拓されたKYさんにメールした。週末、じんさんはKYさんと鉾岳スラブを約束している。
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