水流渓人のページ「登山日記」No.282
 

2007/11/07

「矢岳・竜王山」

1131.6m/1175m


矢岳1131.6m 竜王山1175m 紅葉
 

 
 
前 日、前々日と振った雨・・・。夕方の強い雨で、岩登り中止とした。順調に登った10月だが、そんなスタートの11月である。今年の紅葉は素晴らしい!と飛 び交う情報だが、なんとしても行きたいとも思ってはいなかった。稀な休みパターンの私と共に行ける仲間との山行の方が有難いのだ!
 いつもの様に子供達を佐土原駅に送る。野尻のコンビニで立ち読みをしていたら1時間も経っていた。少し買い物をして外に出たが、霧島方面はスッポリ雲に 覆われている。快晴との天気予報だったが、山の天気は別なんだろう!「紅葉」を重視しているわけでもないが、時間があるなら、その中を歩くのが「ひねく れ」でない普通の考えだもんな!【普通】に出来ないのは、自分が特別!なんて特異的なことを自慢にし、【普通】にやらねばならない事からも逃げているだけ の事!みたいな話を、朝のラジオ番組「sky」で石 川實氏が言っていた様な・・・。子供を駅に送る時間に聞く、この石川氏の話に共感を覚える事が多い。当たり前の事なのに、改めて言葉にする事で人は襟を正 せるものだ!と思うことが多い。「ハッ!」と出来ない人間は、いつしか誰の言葉も・・・自分の記憶も・・・都合よく聞かない心にしているのだろう!
 
ガ スの中、登山口から歩き始める。深い森へと続く道だが、あれこれたくさんの事を考えながら歩くのには状況はあまり関係ない気がする。誰と居ても自分の中に 入り込んで考える事が出来る。だからだろうか・・・?黙っていても喋らなくても時間を過ごせる相手と居る事が心地良いのは・・・。でも、年齢と共にそんな 時間に相手が何を考えているのだろう?と気にならなくなって来ている。本当?いや、そうではないのかも知れない。「なんだ!」「そうだよな!」と、理路整 然と整理できるのは手で動かせる「物質」だけで、人の気持ちとか感情とかそんなものは、「いわゆる自然の一部」である気がしている。
 矢岳の斜面をテクテク登る。振り返ると高千穂峰が見えるはずの開けた場所に着く。あと標高100mも登れば山頂。一面のミカエリソウは、シソ科特有の 「実」になっている。しばらくで、矢岳山頂に着く。山頂から見える高千穂峰や小林方面の展望を楽しみながら弁当・・・と思ったが、見えないので竜王山へと 急いだ。時折、青空がのぞき始めた。子供達の声が聞こえてくるので、向こう「中岳・新燃岳」方面の遠足なんだろうなぁ〜と想像しながらゆっくり時間を過ご した。運良く視界が広がり、高千穂峰から霧島連山が楽しめた。紅葉は1000m付近だろうか・・・贅沢な景色だ。2時間以上もゆっくりした昼食は初めて だ!穏やかな時間は、贅沢な時間だ。紅葉の斜面を下り、テクテクと下山した。途中、勘違いで行きつ戻りつして余計に歩けた分、「得をした。」と思う様にし た。
 ?と考えたが、300円なんで「サンヨーフラワー温泉」に浸かってから家路に付いた。
 

ブログ

 
自 宅6:25----佐土原駅----7:30国富----野尻コンビニ----矢岳登山口駐車場10:00----登山開始10:35----矢岳山頂 12:05----竜王山了12:35----昼食・大休憩----下山14:45----炭化木沢15:05----駐車位置16:35------- -サンヨーフラワー温泉----帰宅19:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠             
年齢 48            
ピーク(山行)合計 341            
 
 
inserted by FC2 system