水流渓人のページ「登山日記」No.268
 
2007/07/04
「甑岳」
 
霧島
 
雨後の丸木橋は滑る! 甑岳山頂 遊歩道より甑岳
 

 
 前夜、早朝の雷雨を想像すると、こうやって雨にも遭わずに歩いていることが、とても有難いことだった。しばらく、雨が続き、登山にいけるはずも無いムードだったが、わかりやすい山の天気が、良いほうに変わってくれて嬉しかった!
 不動池横の駐車場に到着する。ここまで、1台しかすれ違わなかった。ここに誰がいるはずもなく、2台目の車が、ようやくすれ違って行った。身支度を整 え、ゆっくり登山口を目指す。露天風呂手前から左折れで登山道に入るが、しばし正面の韓国岳を見ると、中腹に滝が出来ているのが見えた。初めて見た光景 に、今までの雨量の多さを感じた。
 しっとりとした森を歩いた。登山道や周辺のくぼ地に水が溜まり、じつに珍しくも得した気分で先に進む。そろそろ登り・・・と言った頃、左に登山道が逸れ て行くらしいが、そのままどこを登っても山頂なので、ひたすら直登してみた。何度も足が止まりそうになったが、後ろから歩いてくる2人の女性のたくましさ を背に受け、止まると格好悪いな!の一念が、なんとか足を前に出してくれた。しかし、急登も20分と続かない。潅木が行く手を妨げ始めた頃、登山道に飛び 出し、3分で山頂に立った。
 曇り空、涼しい風、夏の登山にはなんと贅沢な状況だろうか・・・。山頂で記念写真を写し、下山して「六観音御池」を目指す。途中、いい加減に歩いていた ら、またまた登山道を逸れてしまったが、右に右にと進みながら登山道に戻った。後は、快適な遊歩道を歩き「六観音御池」の展望台に到着した。向こう岸を見 ると、なんだろう?建設現場が出来、人がウロウロしているのが見えた。チト、興ざめも覚えるが、こういうときの垂れた雲が何もかも覆いつくさんばかりに広 がった。巨木の間をすり抜け、最後の苦しい登り?・・・と言っても、遊歩道の整備された階段状の登りであるが・・・。白紫池に到着した。湖水が溢れ、音を たてて流れ出ている。湖面に広がる雲が、なんと幻想的な事だろう・・・。しばし見入って、横の休憩所に入る。
 あれこれ食べながら、飲みながら、楽しい会話は尽きない。まだまだ話そうと思えば話せるが、後の温泉も楽しみである。片付けをして、後は下るだけの緩や かな遊歩道をえびの高原のパスターミナルへ歩いた。「やっぱ、来て良かった!」と連発しながら、あそこに雄大な韓国だけが見えているはずである!と想像し ながら、不動池横の駐車場に到着した。
 

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自 宅7:15----川キョン宅7:30----小林IC近くの駐車場9:20----えびの高原9:45----登山開始9:55----甑岳山頂10: 40----下山10:55----分岐11:22----六観音御池11:50----白紫池12:10----昼食----遊歩道歩き13:58-- --えびの高原14:15----駐車場14:40----皇子原温泉----小林IC出口駐車場----帰宅18:00
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            川キョン
年齢 48           じんさん
ピーク(山行)合計 326            
 
 
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