水流渓人のページ「登山日記」No.255
 
2007/03/14
「杖木山」
つえきやま
1010m
 
西都側の林道より 人工林を登る 山頂にて
 

 
 西都の山「杖木山」である!そう堂々と言いたいのは、西都在住ながら未踏の山が多いからである。しかも、この山は尾八重地区の方たちと共に、所属の西都山岳会が2004年に山開きまで実施しているのに登った事も無い山の会会員である。情報も仕入れぬまま、地形図だけで登山口を予想するのは実にワクワクする。
 国道219号線を西米良村方面へ走る。かつて賑わいを見せていたという杉安峡は、1年以上かかって濁流からようやく清流の色に戻りつつある。透明さの無いエメラルドグリーンの一ツ瀬川を見ながら走ると、杉安ダムが現れた。バスクリンのお風呂・・・みたいなダムの水に、山桜が実に鮮やかに映えていた。十五番から右折し、ひむか神話街道に・・・というより尾八重を目指す。公共工事?建設業者の現場事務所があちこちに設置されていた。トンネル工事や道路工事の看板が乱立している。良く見ると、道路崩壊で通行止めになっていた直進が「通行可」になっている。登山口は尾八重牧場近くだから、いつものように上の神話街道に行くべきだろうが、せっかくだから直進した。離合し難い川沿いを走ると、左折「有楽椿の里」の看板が橋のたもとに立っている。すぐ地蔵岳の登山口である。そのまま坂を上ると石垣の段々畑がある尾八重の集落を抜け尾八重牧場を目指す。途中、地蔵岳がフルスケールで見え、スゴイ迫力だ!急登が米良の山の特徴だ!
 ひむか神話街道に出て、尾八重牧場の反対、西都方面へ少し戻ると木城・中之又方面「通行止め」に侵入する。ちょっと走ると、正面に「杖木山」だと地図で確認できた。ハッキリした尾根が走る道路方面に伸びているのも判る。「これだな!」と判る尾根にさしかかると林道が杖木山の山頂向けて右にあった。目印になる送電線の鉄塔もハッキリ見えていた。林道が尾根から逸れていく所に車を止め歩き始めた。何を思ったか、尾根の上に乗っからず真直ぐ平行している藪になった林道を歩いた。頭上を電線が過ぎ、後方に鉄塔が見えたので、そろそろ尾根に上がらないと・・・・・と登れそうな所を探していたら、九州電力の設置した鉄塔の点検作業道の立派なハシゴが架けてあった。もちろん使用させてもらうと5分もかからずに登山道に合流した。後は人工林を一生懸命登るとあっという間に山頂に立った。
 山の何を誉めよう・・・と、持参したラーメンを食べながら考えた。この静かさ・・・だろうか?登りたいと思わせる山容だろうか?こんなに近場に1000mを越す山があることに豊かさを強く感じた。縦横に抜ける林道は宮崎の良くもあり悲しくもある現状だろうが、こうしてアプローチを簡単にしてくれる。折角なので、ピークの近い無名の山を2座踏ませてもらう。
 

9:30自宅----ガソリンスタンド----9:50西都原----10:40尾八重----11:00登山口?----11:10林道歩き----11:17九電送電線点検道ハシゴ----11:56山頂----昼食----12:40下山開始----13:08下山----移動「ひむか神話街道」----13:43無名ピークその1----14:10空野トンネル----14:35無名ピークその2----帰路----15:35杉安ダム----16:20帰宅
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 48            
ピーク(山行)合計 313            
 
 
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