「日南の山へ」と、なかなか行く機会に恵まれなかったので、思い切って出かけた。休みの日の早起きは、とても気持いい!オニギリを8個作って家を出る。
宮崎市内を抜け、巨人軍がキャンプしているサンマリンスタジアムの横を抜けると、前方に海が広がる堀切峠である。朝日が海面に反射し、波状岩に押し寄せる
白波もキラキラ輝いている。オニギリを頬張りながら走る日南海岸は、実にのどかな風情に感じた。
日南市に入る。ここら付近にも広島カープと西部ライオンズがキャンプに来ている。なんとなく多い交通量を感じながら飫肥方面へ右折する。正面に見えているのが「女鈴山・男鈴山」だなぁ〜と思いながら、棚田で有名な酒谷地区へ入る。少しで日南ダム。すぐ右折して林道へ入った。舗装が切れ、少し荒れた砂利道となるが、おかまいなしに走れる4WDのデリカは有難い!いくつもある登山口の様だが、山頂まで近そうに思えた「石原登山口」をめがけて走る。登山口は、少し広くなっていて数台駐車出切る。
歩き始めると、登山道の右側に伐採地が広がっていた。時折、登山道はその伐採地に出たりするが、海が見えてすこぶる「日南の山」的感じがした。1時間歩
くと、少し広場になった「小松パラダイス」と書かれた場所に到着した。何がパラダイスなのか考えなくては実に落着かない・・・。結局なんでパラダイスなの
かは命名された方に聞いて見ない限り判らんのだ!と決め付け先へ歩を進める。自然林の中を満喫しながら20分で山頂へ飛び出した。ガイド本に「山頂へ飛び
出す!」と書いてあったが、本当に飛び出す山も珍しい!!おーーっと山頂!と思うのは、林の中からひょっこり山頂広場に出るからだけでなく、視線の先に太
平洋が広がっているからなんだ!と思った。谷は、飫肥を通り日南市で海に突き抜けている。飛び出して海まで飛んで行けそうな錯覚・・・というのは大袈裟だ
ろうが、海に近い山、そして其れに見合う標高・・・。やはり、登って見なければ判らない素晴しさであった。早めの昼食を取り、もう一つの目的の山へ向かう
べく下山する。
林道を戻ると、酒谷小中学校横を通り、222号線を飫肥方面へ戻り、右折して「風間地区」を目指す。探しながら走っていると「鈴嶽神社」の右折看板を見
つける。少しで、右に「鈴嶽神社7.6km」の標識を見つけ鳥居をくぐって未舗装路を走り始める。眺めの良い林道ツーリングを楽しむ。途中、崩壊箇所を通
りながら登りつめて「鈴嶽神社」へたどり着いた。ここから、ほんの数分で「女鈴山」。少し戻り右に登山道を歩き始めると、薄暗い森を20分で「男鈴山」で
あった。鈴嶽神社から歩くと、登山の趣は薄いが、手軽なピークハントにはなった。小松山の副産物?折角だから・・・と、日南の山3座ゲット!と気を良くし
て帰路についた。 |