「明日はどこ歩こうかなぁ〜?」と、単独行となるだろうと考えていた前夜、Ogtさんから久しぶりの電話が鳴った。なんと、珍しく水曜日に休みだと言う・・・。あても無いので「膳棚」行きを、渡りに舟・・・とばかり賛成した!
自宅を7時に出ると、ようやく復旧した国富方面の県道を抜けて小林へ向かう!通勤の影響?なのか、いつもは30分で行ける高岡に、1時間もかかってしま
う!Ogtさんに電話を入れ待ち合わせ時間に遅れそうなことを告げる。小林市内を抜け、ひなもり台方面へ左折する。正面に大幡山を中心に、霧島の山々を見
据えてのドライブは、それはそはれ心地良い。遅れているのに、写真撮影までしてしまった。待ち合わせのゲートに着くと、本日、「ドタ参」で「ドタキャン」
になってしまった”まっちゃん”も待っていてくれた!次回はぜひ!と約束をして、私とOgtさんで林道を進む。
登山口付近には無かった雪も、1時間も歩けば銀世界になった。大幡池の火口縁を歩きながら、雪の感触を楽しむ。男二人の山歩きは、実に淡々と歩くものだ
と感心する。Ogtさんは、実に健脚である。山仲間でもあるが、高校の先輩でもある。登山ガイド本の著者でもある。ちょっとひょうきんでもある。岩場で
ロープを繋いだ事もある。そんな仲だ。これからちょくちょく水曜日が休めそうだと聞き、ニンマリとしてしまった。膳棚へ向かうには、大幡山山頂手前から左
折し、「大幡前山/1298.9m」の山頂に一旦立ち、斜面を降りて、「膳棚」へ近づく。氷柱はあるものの、寒波が強まれば、もっとスケールの大きい光景
が見れるそうだ!初めての光景に、それはそれで感動した。
あれこれ積もった話をしながら、風裏の日溜りを見つけて昼食を取った。その後、一旦、大幡前山に出て、来た道を戻り、大幡池の湖畔に向かう。見渡す青空
の素晴しさにため息が出た!向うに韓国岳、手前の水面・・・、やはり山を登る者にだけ頂いた自然からの贈り物である。感動していちいち表現する言葉を持ち
合わせていないオッサンだが、良かった!
スタスタと下山は、50分。「温泉!温泉!」と言いながら、あっという間に「温泉」に入れるのも、霧島の有難い所である。再会を約束して、ここでOgtさんと別れた。
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