2007年、初の家族登山は途中撤退となった!思えば、過去の家族登山で、霧島東神宮からの「高千穂峰」を、一度はミスコースで時間切れ、二度目は
悪天候で敗退している。
今回は、ペースの上がらないママ・・・、始めの内は体力不足によるものと、しばらくペースを落とした。それでも一向に回復する兆しはなく、リュックも私が
背負うが、空身でもフラフラしていた。顔を覗き込み、定まらぬ視点?貧血?、尋常ではない状況を判断できた。帰宅後、震えの止まらない状況が続き、とうと
う38度を越す発熱となり寝込んでしまった。まぁ、翌日にはなんとか回復したので良かったが、年末からの家庭の事だけでない忙しさと、2月上旬に控える行
事責任者としての気苦労がピークを迎えたのではないだろか?遊びで気分転換できれば・・・と、山行に誘い出したが、それどころではなかったみたいだ!
長女・次女・長男の「課題テスト」前日組は、当然の留守番である。せっせとオニギリを作り、ママと次男を連れて自宅を出発した。助手席で熟睡しているマ
マには、いつもの元気が無い。当初は韓国岳・・・と言っていたが、えびの高原はもしかしてチェーン?と思うと面倒になり、野尻町から高原町へと左折する。
どうしようか?と迷いつつ、狭野神社に差し掛かって、以前登った「天孫降臨コース」を思い出し右折する。
登山口には、10台程度が駐車している。カッパにスパッツを着け登り始める。気持ちのいい自然林、ゆっくりと上がる高度、次第に白く敷き詰められる雪
道・・・。でも、いつもの笑い声が少ない。結局、高度570mほど登り、6号目付近だろうか?・・・山頂がドッと迫り見える所で「撤退」を決めた。くやし
さも、残念さも感じなかった。あっさり、「また来りゃいいさ!」と、順調に下山し車内でお湯を沸かし昼食を食べる。
自然に囲まれ、雪を踏みしめた。雄大な高千穂峰が白くなっていた。そして、3人で歩けた。充分な条件を楽しめた。今年はいったいどんな年になるのだろ
う・・・?、まったく重い気持ちは無く、ワクワク感は充分に感じている。気持ちさえあれば、きっと凄い事でもやってのける家族なんだろう!と思っている。
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