槇峰から綱の瀬川沿いに上流へ向けて走ると、いつもの比叡や鉾へ向かう。その入口付近から、山の会のベースのある「麓屋」近くまで、水道工事の為、時間
規制が日曜以外は実施されている。今日も、10時から15分間の通行可に合わせて向かう。水曜登攀隊+川キョンである。山の会のメンバーである。
【ナックルフェースFYKルート】
1P/45m/5.10c・・・
トイレのある駐車場で素早く身支度を整えると、すぐに入山する。取り付きとなる基部まで、いつもは20分程度かかっていたが、なんと今日は10分で到着!
急登なんのその!の水曜登攀隊である。大崩の効果は絶大で、出来る限り持続したいものだ・・・。冬支度で来たものだから、汗びっしょりになり、春みたいな
陽気に、薄着になる。ハーハー言いながらでも、さっさと準備が出きる様になった水曜登攀隊である。「行きます!」と、リードにとりかかる小松の親分の声も
早い!「今日は、狙わせてください!!」フリーで解決させたいと意気込む小松の親分・・・粘りに粘ったがA0となった。しかし、嬉しそうにムーブは解決し
た!と言った。しかし、最初の核心部をやり過ごしても、厳しい登りが45m目一杯続く。私も、今日はA0で行けた!!
2P/45m/4+・・・フォローしてきた私と川キョンが二人でそのままリードで行く。川キョンルートを逸れて3KN側に行きかけ、あわてて右に寄ってきた。問題なし。
3P/40m/4+・・・小松の親分は、1P狙いで相当にキツいシューズを履いていたらしく、履き替えてから行く。
4P/45m/5.10b-・・・
いよいよ、次の核心ピッチであり、狙いの左ルートは初見である。ちなみに、右は以前登った5.10aだそうだ。まさにフェース・・・、ジリジリとしか行け
ない。恐いが、1Pよりはホールドも多く感じた。左に回りこんで段違いを登りあがる所が核心だろうか?とても緊張した。終了点は立ちにくく足が痛い。
5P/35m/5.5・・・イヤらしい感じの右トラバース。ある意味、このグレードで恐く感じてしまった。
6P/45m/5.9・・・
最終ピッチだと思うと、実に気分がいい。高度感も素晴しい中、フォローだがフリーで抜ける意気込みが湧いた。縦ホールドが多く、不得意の体の振りを利用し
なければならない。核心部で、少し左足が滑りA0になってしまった。まぁ、実力はそんなものだろう・・・!達成感に包まれた。
軽く行動食を食べると、一気に下山した。どうせ、3時の規制解除の時間には間に合わないので急ぐ必要はないのだが、素早い行動!も、水曜登攀隊のテーマ
だから、下山路を駆け下り15分で千畳敷。5時まの規制終了まで1時間以上あるので、ゆっくり片付け、お茶やお菓子を食べながら談笑する。この爽快感と下
山の報告を兼ねて、山岳会会長とママへ電話をかける。温泉に浸かって帰宅。
来週を水曜登攀隊の今年最後の岩登りとする事を決めた。
|