水流渓人のページ「登山日記」No.239
 
2006/10/25

「釈迦ヶ岳」

830.6m
 
法華岳公園手前より 山頂にて 海まで宮崎平野が一望
 

  
 大崩山に紅葉を見に行こうかナァ〜と、前夜ぼんやり考えていた。やはり、ぼんやりと考えるだけでは、起きれなかった。でも、青空を見ていたら、どこか歩かなけりゃ・・・と、急いで出かけた。
 ママが出かける前に、「いくらかお金、置いておこうか?」と聞いたので、「いや、いらんやろ!」と答えた。そう答えたので、一円も使わない登山になる。 ラップにご飯を入れ、フリカケをかけて包む事・・・3つ!台所の棚を探して見つけた「焼きソバUFO」を添えて、500mlの水を3本用意した。ガソリン の事を考え、近場・・・そこらへん・・・いろいろあるけど・・・、今日は天気もいいので眺望のいいところ・・・・・・で、釈迦ヶ岳を選んだ。登山口まで自 宅から30分である。
 登山口に着くと、すでに数台駐車してあった。全部が登山なのかは判らないが、私を通り越して3人の方が歩いて行かれた。挨拶をする。ここは、コスモス畑 が売り物・・・・・。もう終わりかけだが、青空ととてもマッチして心ウキウキでスタート出来る。日陰を探し靴紐を結ぼう・・・と歩き出したが、登山届けの 所まで日陰が無かった。草むらに座り、靴紐を結んでいたら、置いたリュックの上を「ヤマヒル」がニッキモッコと移動しているではないか!あわてて立ち上が り、ズボンを見回した。
 歩き始めると、1合目の標識前で、先ほどの3人組みを追い抜いた。2合目を過ぎたとき、右へ上がる道があったので、登り上がってみると、かの送電線の巨 大鉄塔が聳えていた。当然、周辺は伐採され、展望が良く?なっている。登山道に下りると、3合目だった。後続の人たちは、それでも追いついて来ない。ヒタ ヒタと広い登山道を登ると、いい汗がにじんで来た。6合目近くで、男性2人組みが休憩していた。挨拶して先へ行く。途中2度、水分補給したぐらいで、なん となく山頂に着いてしまった。思い通り素晴しい展望が楽しめた。宮崎平野から、その先の水平線がくっきりと見えていた。右に、徳蘇山地、鰐塚山、大隅の高 隈山系、そして桜島も見えていた。景色を見ながらの、握り飯は旨かった。「焼きソバUFO」は、面倒になり作るのを止めた。景色を楽しみながら、柿ピーを ポリポリ食べていたら、男性の2人組の方たちが到着された。しばし、あれこれお話をし、挨拶をして、先に下山する。
 下り始めたら、登って来られる2人組のご夫婦?、単独の男性とすれ違った。それにしても平日でも、これだけの登山者に会えるのだから、親しまれている山 である事が判る。登山道の整備は、やり過ぎ?の感もあるが、自然をこれ以上痛めない、そして多くの方に来てもらいたい姿勢、最近の私は素直に受け入れる様 にしている。下山したコスモス畑の所で、国富町の軽トラに乗った町の職員?の方に、あれこれ質問された。ここに来られる、来てもらう人たちを増やそうと、 とても熱心なことがよく判る。こういう姿勢に、利用させていただく登山者である私達は、もっと多くの感謝の気持ちを持たねばならない。捨てられたゴミや、 傷つけられた樹木を見たりすると辛い気持になる。自分さえ歩ければ・・・、自分さえ楽しめれば・・・という傲慢な姿勢には、悲しい以外の何も残らない。山 頂にポイ捨てしてあるタバコの吸殻、ミカンの皮、お菓子の包装紙・・・。今生きる我々は、次に生きる子供たちに、何が何でも美しいままのホンモノの自然を 残す責任が嫁せられていると思う・・・。山を愛する者、意識の底に何か共通の意識を持ちたいと思った。
 

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9:30自宅発----10:00法華岳公園横----10:13登山口・登山開始----2合目過ぎより送電線鉄塔へ----11:42山頂----昼食----12:20下山開始----13:22登山口へ下山----帰路----14:00自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 47            
ピーク(山行)合計 291            
 
 
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