所属する西都山岳会の主催する「山開き」や「市民ハイキング」に、久しぶりに参加した。休みが平日・祝日となり、手伝いできないでいたのだが、運良く今
回は「勤労感謝の日」で参加が叶った。ただ、この日は娘達の学校は「参観日」で、女組は「学校→ショッピング」の祝日を楽しむことになり、男組の私と長
男・次男の参加となった。
6時50分、山の会集合場所に向かう。西都市の三納地区「長谷観音寺」を目指す。ここからは、現在立派な道が抜かれている最中で、完成すれば「児原稲荷
神社」まで行ける様になり、国道219号線が災害などで寸断された場合の有力な迂回路ともなる。大規模な送電線工事を間近に見ながら、一ツ瀬川の素晴らし
い景観を見ながら、長谷観音から10km程度で登山口に到着した。
林野庁の「巨樹・巨木100選」http://www2.ocn.ne.jp/~kyoboku/に指定された「コウヤマキ」を見よう!と言うのが、今
回のタイトルである。行政である「西都市」と「コウヤマキを守る会」が後援となり企画された「市民ハイキング」である。コウヤマキまでは30分程度なの
で、その尾根からの山頂に「吹山・854m」と名をつけて山頂まで整備した。もともと西都市の三納(みのう)の吹山(ふきやま)地区の名を拝借したのだ
が、吹山とい地区はあっても、山は無かったので丁度良かった?と、主催の強みの自画自賛である。山頂までも、コウヤマキから15分程度で初冬の心地よい日
差しを浴びながら、標高差194mをぼちぼち歩くのは、「市民ハイキング」にはもってこいの企画だと思った。
樹高19m、幹周り3.96mの「コウヤマキ」は、西都市周辺の山特有の痩せたくず岩の尾根をムンズと掴むように立っていた。威厳のある風格は、コウヤマキの南限である
この地に立つ価値と意味を有り余るほど持っていた。息子二人を並べて記念写真を撮った。
この日、このハイキングに参加された方は140名にもなった。係りとして、分岐でしばらく下山者を誘導している間、長男と次男は、森で存分に遊んでいた。何していたか
?ただ枯れた枝で堆積した腐葉土を掘ったり埋めたりしていただけだ。でも、それを必死でやる事が出来る感性を持っている。
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