非常にしんどい急登から始まる。どちらがビレーする訳でもないので、とにかく取り付きを目指して登る。まるで登山(^_^ゞみたいに、ひたすら登る。一
気に頭から湯気が噴出す。誰に文句を言うわけにもいくまい・・・自分が好きでやってる事だし・・・。とにかく今日は、岩場に朝日が当たる前に終了点へたど
る計画である。
地獄のアプローチが終ると、登り慣れた特徴的なフレークが落ちそうに引っ掛かっている。その下から回り込むように松の木を目指す。何時登ってもIV+?
と思えるほど優秀なピッチである。ヒタヒタ登り、スタスタフォローすると、そのままつるべで私が行く。早朝は快適だ!
たくさんのルートが交差する3Pは、本当にすっきりした広大なスラブである。左下方に先週のスーパーファイナルルートが見えている。どうみても登れそうではないほどノッペリしている。よくまぁ・・・諦めずに上に抜けたものだと感心することしきり・・・。
新ルートのスーパーへ入る。両サイドが迫るが、実に楽しめるV級のスラブである。ようやく岩場に朝日が当たり始めた8時40分に終了点に抜けた。本当
は、かなり登り足りない感じだが、午後からは、子供のつきあいもあるので、さっさと下山し日向の温泉を目指す。
いつも、8月は水曜に休めない相棒・・・、夏休みの子供に付き合いたい親父の私・・・。一応、水曜登攀隊の再開は9月からかなぁ〜と言いつつ、上半期の区切りとした。
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