水流渓人のページ「登山日記」No.194
 
2005/07/18

「尾鈴山・甘茶谷」

  
入渓してすぐの次郎四郎滝 滝横の岩場を攀じる 記念写真(^-^)
 

  
 夏休みが近づいてきた。高校・中学になった娘達は、祝日の今日でも部活などで学校へ行った。なかなか全員が揃う状況が困難となってきた。しかし、折角の夏休みに、何か家族で出来る事・・・、それは何かしら大切な行為に感じている。
 家族で出切る何か・・・。今年はそれを「沢登り」にしてみたいと思い始めたのは春先の事である。その延長に、比叡の第一スラブを家族全員での登攀という 大きな目標がある。少しでも前へ足を進めれば、必ず山頂がやってくることを、私達家族は知っている。いくら目標が大きくても、少しでも前向きであれば、夢 は実現できると信じている。
 「沢登り」・・・やるからには、本格的でなくてはならない。私の判断で、登れそうな滝や岩場は当然登る。そのためには、ヘルメット・ハーネス・ロープは 当然使用する。本当は、自宅で道具の使い方や、ロープ・スリングの使い方を徹底的に覚えてから沢に入るのが順当なのだろうが、あえて私はその場で、緊張し た状況で経験させる事にした。ただ、息子達の小さい体に、安全を確保する道具がフットするか・・・が、最大の壁である。ハーネスのXSサイズが、なんとか 外れなくなった。スリングをタスキがけにしてチエストにし、スッポ抜けを防ぐ様にした。しかし、ウェーディングシューズだけは、次男のサイズが確保できな かった。結局、19cmというサイズは作る以外に無く、今回は、その靴の試しも兼ねていた。
 沢を歩く・・・と言う事は、夏には最高である。今日は少し曇り空だが、「濡れる」ということを当初から意識していると、ザブザブと流れを歩く方が楽し い。滑りながらでも、笑顔になれる。そして、滝・・・。流れ落ちる水は、まるで襲い掛かるように見える。流れや、岩をじっくり眺め、たどるコースをイメー ジする。「滑る場所を滑らないように登る。」それが達成感なのだろうか・・・。いくつかの滝を越えると、ナメが現れた。本当に穏やかな気持になれる瞬間で あり、沢を歩く者に与えられるご褒美?・・・。
 自作の靴も、なんとか壊れずに大丈夫だった。子供たちの歩きも、ママよりしっかりしている様に感じた。なんとか、この夏の目標が一つ近づいた気がした。後は・・・リーダーとしての私の判断と、どれだけメンバー(家族)の安全を確保できるか・・・だ。
 
 戻る林道で、「また行きたい!」と、息子達が喜んでくれた。
 

写真レポートのページへ

  
自宅9:00----.尾鈴キャンプ場駐車場10:05----準備----入渓10:45----昼食13:00----林道へ14:30----駐車場14:50--------帰宅16:00
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠       
年齢 46 45     11 9   
ピーク合計 247 95     82 65  
 
Copyright(C)  水流渓人 All Rights Reserved
 
inserted by FC2 system